海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、動物保護活動を行う「Let's Rescue Dogs」のInstagramアカウント「@lets.rescue.dogs」の投稿。

アメリカ・カリフォルニア州で保護活動を行う同団体のもとには、子犬たちだけが保護施設に運ばれ、母犬「ステラ」だけが取り残されているとの情報が寄せられました。8時間に及ぶ捜索の末に保護されたステラは、その後子犬たちのもとへと運ばれ、無事に再会を果たしたといいます。

執筆時点で約155万9000回再生、14万6000件を超える「いいね!」がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
子犬たちだけが保護施設に運ばれてしまい、母犬「ステラ」だけがひとり取り残されるという出来事がありました。ステラは子犬たちを探して鳴き続け、投稿主が8時間もの捜索の末にようやく見つけた時には、すっかり生きる気力を失っているようだったといいます。それでもリードにつなぐと、ステラは子犬たちの待つ場所へと運ばれ、再会を果たしました。その後、子犬たちは1匹残らず新しい家庭に迎えられ、ステラ自身も新しい家族と出会い、今では幸せな日々を送っているといいます。離れ離れだった家族が再び寄り添う姿には、多くの人が心を動かされました。

1. 【子犬たちと離れ離れになっていた母犬】壮絶な捜索の末に保護されたステラ

保護された当時の様子1/6

保護された当時の様子

出所:@lets.rescue.dogs

投稿を行った「Let's Rescue Dogs」によると、母犬「ステラ」は、子犬たちがダウニー・アニマルシェルターへと運ばれてしまった後も現場に取り残され、子犬たちを探して鳴き続けていたといいます。

テロップでは「彼女は完全に取り乱していた」「その場に立ち尽くしたまま何時間も鳴き続けていた」と紹介されています。

投稿主が8時間ほどかけてようやくステラの姿を確認できたときには、彼女は道端で食べ物の残りかすを探しながら彷徨っていたそうです。テロップでは「追いついた時の彼女は、すっかり生きる気力を失っているようだった」とつづられており、リードにつなぐのにも時間はかからなかったといいます。

投稿では「彼女にはもう失うものが何もなかった」と当時の様子が振り返られており、全ての苦しみが終わろうとしていることを、ステラ自身はまだ知る由もなかったと紹介されています。

2. 【子犬たちとの再会を果たした母犬】新しい家族のもとで幸せを取り戻したステラ

再会を果たした瞬間2/6

再会を果たした瞬間

出所:@lets.rescue.dogs

保護されたステラは、子犬たちが待つ場所へと運ばれました。

テロップでは「子犬たちと再会したことで、ステラの様子はすっかり変わった」「まさか本当にみんな一緒になれるとは、信じられない様子だった」と紹介されており、離れ離れだった家族が再び寄り添う姿が伝えられています。

新しい日々を送るステラの現在の姿3/6

新しい日々を送るステラの現在の姿

出所:@lets.rescue.dogs

その後、ステラは深い愛情を注ぎながら子犬たちを育て上げ、子犬たちは1匹残らず新しい家庭に迎えられていったといいます。

そしてステラ自身にも、新しい家族と新しい兄弟犬との出会いが訪れました。投稿では「まさに天が引き合わせた運命の出会いだった」と紹介されており、現在のステラは元気に走り回るなど、幸せな日々を送っている様子が伝えられています。

コメント欄では

  • 「最初は本当に胸が痛んだけれど、こんなに美しいハッピーエンドになるなんて」
  • 「子犬たちだけを置いていって母犬を置き去りにするなんてひどい話。無事に再会できて本当によかった」

など、ステラの運命に心を動かされる声が多く寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、ステラのエピソードをリサーチする中で強く感じたのは、レスキューの現場では、保護される動物が1頭とは限らないということです。子犬たちだけが先に保護施設へ運ばれ、母犬だけが取り残されてしまうというケースは決して珍しくなく、投稿主が8時間もの時間をかけて捜索を続けなければ、ステラが子犬たちと再会できていたかどうかは分かりません。ようやく発見された時、すでに抵抗する気力すら失っていたというエピソードからは、路上で生きる動物たちが置かれている厳しい現実が伝わってきます。もし身近な地域で、迷子になっている犬や猫、あるいは動物の親子が離れ離れになっている様子を見かけたら、無理に自分だけで保護しようとせず、まずは地域の動物保護団体や自治体の窓口に連絡することをおすすめします。専門知識を持つスタッフの手を借りたほうが、動物にとっても安全に保護できる場合が多いためです。そして何より、今回の記事を通じて一番伝えたいのは、離れ離れになった家族が再び寄り添えるようになった瞬間の裏側には、それだけの人の努力と時間が積み重なっているということです。何気なく流れてくる感動的な動画の裏側にある地道な活動にも、少し想いを馳せていただけたら嬉しく思います。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 倒れたまま動けなくなったドーベルマンを保護 原因を突き止め必死のケア→元気に駆ける姿に感動

            倒れたまま動けなくなったドーベルマンを保護 原因を突き止め必死のケア→元気に駆ける姿に感動    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は「@hopeforpaws」さんがInstagramに投稿した「動けなくなったドーベルマンが医療ケアを受け元気を取り戻すまで」をご紹介します。

5.2 令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%

            令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%    

2025年の希望入手方法は、無償譲渡が猫76.9%・犬53.6%。有償入手した場合の平均価格は犬21万6000円、猫17万5000円でした。

5.3 獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

            獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」    

【獣医師・動物看護師の平均年収】獣医師は680万円、動物看護師は351万円。過半数が給料に不満を抱く現場ですが、「愛玩動物看護師」の国家資格化に伴い、専門性の向上と今後の待遇改善に注目が集まります。

参考資料