海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、インドを拠点に動物保護活動を行う団体「TOLFA」のInstagramアカウント「@tolfaindia」の投稿。

大きな腫瘍を抱え、疥癬にも苦しんでいた1匹の犬が、手術と3か月にわたる治療を経て、心身ともに回復し、本来の暮らしへと戻っていく様子がつづられています。

執筆時点で2287回再生、約221件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちを家族に迎える際に知っておきたい、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
大きな腫瘍を抱え、疥癬にも苦しみながら痛みに耐えていた1匹の犬。動画の冒頭では、体の一部にせり出すように大きくなった腫瘍と、衰弱しきった様子が映し出され、見る者の胸を締め付けます。TOLFAの熟練した獣医師チームによってすぐさま治療方針が固められ、手術は無事成功。術後は疥癬の治療のため、3か月にわたって効果が続くという錠剤も投与され、地道なケアが回復を後押ししました。痛々しい姿から一転、安全な環境で本来の暮らしを取り戻していく変化に、多くのユーザーから感謝の声が寄せられています。

1. 【大きな腫瘍と疥癬に苦しんでいた犬】保護時に衰弱していた体の様子

保護された当時の様子1/5

保護された当時の様子

出所:@tolfaindia

TOLFAのもとにやってきたとき、この犬は大きな腫瘍を抱え、さらに疥癬にも苦しんでいたといいます。

テロップでは「彼女の体に広がる腫瘍が懸念の種だった」「腫瘍に加えて疥癬も彼女を弱らせていた」とつづられており、痛みに耐えながら過ごしていた様子がうかがえます。

それでもTOLFAの獣医療チームはあきらめず、治療に向けて動き出しました。

2. 【腫瘍摘出手術を乗り越えた犬】疥癬の治療を経て取り戻した日常

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回復した現在の姿

出所:@tolfaindia

獣医療チームの手によって手術は無事成功し、傷口の治療が進められました。さらに疥癬の治療薬として3か月間効果が続く錠剤も投与され、地道なケアが積み重ねられていきました。

投稿では「今、彼女は以前よりも強く、安全に、そして本来いるべき場所に戻ることができた」とつづられており、映像には元気に歩く姿や穏やかに過ごす様子が捉えられています。

締めくくりには「回復のたびに、私たちがこの活動を続ける理由を思い出させてくれる」との言葉が添えられ、懸命な治療の先に取り戻された日常に、多くの人が温かい声を寄せていました。

コメント欄では

  • 「腫瘍がとても大きく命に関わる状態でしたが、TOLFAの獣医師やスタッフの献身的なケアのおかげで元気になりましたね。本当に感謝しています」
  • 「なんて美しい女の子なの」

など、団体の活動をたたえる声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回ご紹介したTOLFAの投稿では、大きな腫瘍と疥癬という二重の苦しみを抱えていた犬が、手術と地道な投薬治療によって着実に回復していく姿が印象的でした。海外の動物保護団体の発信を見ていると、発見時の体の状態が深刻であればあるほど、その後の変化の大きさに驚かされることが多くあります。今回のケースでも、体の一部が覆われるほど大きく育ってしまった腫瘍を前に、多くの人が心を痛めたはずですが、手術と3か月にわたる投薬という地道な治療のステップを踏むことで、犬は本来の元気な姿を取り戻していきました。治療には獣医療費として少なくない金額がかかることも多く、寄付やボランティアといった形で活動を支える選択肢があることも知っておきたいポイントです。痛みを抱えていた1匹の犬が、専門家の手によって「本来いるべき場所」に戻っていけたように、多くの命が支援によって救われているのだということを、この投稿を通じて改めて多くの方に伝えたいと感じました。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 倒れたまま動けなくなったドーベルマンを保護 原因を突き止め必死のケア→元気に駆ける姿に感動

            倒れたまま動けなくなったドーベルマンを保護 原因を突き止め必死のケア→元気に駆ける姿に感動    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は「@hopeforpaws」さんがInstagramに投稿した「動けなくなったドーベルマンが医療ケアを受け元気を取り戻すまで」をご紹介します。

5.2 令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%

            令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%    

2025年の希望入手方法は、無償譲渡が猫76.9%・犬53.6%。有償入手した場合の平均価格は犬21万6000円、猫17万5000円でした。

5.3 獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

            獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」    

【獣医師・動物看護師の平均年収】獣医師は680万円、動物看護師は351万円。過半数が給料に不満を抱く現場ですが、「愛玩動物看護師」の国家資格化に伴い、専門性の向上と今後の待遇改善に注目が集まります。

参考資料