三井化学（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると、2015年3月期の1兆5500億円から2017年3月期の1兆2122億円まで減収が続きましたが、その後は増収傾向にあり、2019年3月期には1兆4829億円となっています。

また、経常利益については、2015年3月期の444億円から2018年3月期の1102億円まで増益が継続しましたが、2019年3月期は1029億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は増益傾向が続いています。2015年3月期には172億円であったものが、2019年3月期には761億円となっています。

※三井化学の2018年3月31日時点での給与についてはこちら

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

LIMO編集部