5. 【FP見解】通知書で確かめるべきポイント
後期高齢者医療保険料は年金から天引きされるケースが多いため、どれくらい負担が変わったのかが見えにくいお金です。昨年度に比べて保険料負担がどう変わったのか確かめる際は、例年6〜7月ごろにお住まいの市区町村から届く「保険料額決定通知書」を見るとよいです。
保険料そのものは各都道府県の後期高齢者医療広域連合が決定しますが、賦課と徴収は市区町村が行うため、通知書は市区町村から届きます。
手元の保険料額決定通知書で、まず以下を確認してみましょう。
- 前年度と比べて年間保険料がいくら変わったか
- 医療分と子ども分がそれぞれいくらか
- 均等割と所得割はいくらか
- 均等割の軽減が適用されているか
- 前年所得に大きな変化がなかったか
所得が大きく変わっていないにもかかわらず保険料が増えた場合は、保険料率の改定や軽減区分の変更が影響している可能性があります。一方、収入が減少して軽減対象となった場合は、負担が抑えられているケースもあるでしょう。
保険料の計算方法や軽減の判定で気になる点がある場合は、通知書を用意して自治体や後期高齢者医療広域連合へ確認してみましょう。
6. まとめ
2026年度の後期高齢者医療保険料は、医療分の全国平均が月7989円、子ども分が月194円となっており、単純合算すると月8183円です。
前年所得が増えた人や均等割の軽減から外れる人、高所得で賦課限度額に近い人は負担が重くなりやすい一方、所得が一定以下の世帯や元被扶養者などには軽減措置があります。
まずは後期高齢者医療制度の保険料額決定通知書で、自分の保険料の金額を確かめ、所得や軽減措置に変化がないか、チェックしてみましょう。
参考資料
石上 ユウキ