2. 株主優待の権利付き最終日は9月28日
ラウンドワンの株主優待は、毎年3月31日・6月30日・9月30日・12月31日を基準日として、年4回実施されています。対象となるのは、各基準日時点で1単元(100株)以上を保有する株主です。
次回の基準日は9月30日となります。
実際に優待を受け取るには、基準日の2営業日前までに株を購入し、株主として名義を確定させておく必要があります。
2026年9月30日を基準日とする場合、権利付き最終日は28日、その翌営業日である29日が権利落ち日となります。
優待内容は、保有株数に応じて次のように変わります(発送頻度は年4回、有効期間はいずれも約6カ月)。
保有株式数:優待内容(1回あたり)
- 100株以上300株未満:500円割引券1枚+健康ボウリング教室・レッスン優待券1枚
- 300株以上1,500株未満:クラブ会員入会券1枚+500円割引券3枚+健康ボウリング教室・レッスン優待券1枚
- 1,500株以上3,000株未満:シルバー会員入会券1枚+500円割引券5枚+健康ボウリング教室・レッスン優待券1枚
- 3,000株以上6,000株未満:ゴールド会員入会券1枚+500円割引券8枚+健康ボウリング教室・レッスン優待券1枚
- 6,000株以上:プラチナ会員入会券1枚+500円割引券10枚+健康ボウリング教室・レッスン優待券1枚
最低単元の100株保有でも、年4回受け取れる500円割引券は年間で2,000円相当になる計算です。
500円割引券は精算金額が税込1,000円以上であれば1人1日1枚まで使え、クレジットカード払いにも対応しているため、ボウリングやスポッチャ、カラオケなど家族でのレジャー利用時の実質的な節約につながります。
健康ボウリング教室・レッスン優待券は、通常1,000円の参加費が500円になり4名まで同時利用できますが、対象がボウリング教室・レッスン利用者に限られるため、興味のない株主には付加的な特典にとどまる点も付け加えておきます。
300株以上を保有すると、来店回数に応じて会員グレードが決まるクラブ会員(無料)に新規入会できる券も付与されます。
優待制度の内容や条件は今後変更・廃止される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
3. バリュエーション面では年初来高値からやや調整した水準
8月28日の終値1,347.5円をもとにすると、PER(会社予想)は19.4倍、PBR(実績)は4.13倍、配当利回り(会社予想)は1.34%です。
1株当たり配当金は第1四半期末で4.50円(前年同期も4.50円)、通期の配当予想は18.00円で、いずれも直近に公表されている予想からの修正はありません。
8月12日の年初来高値1,409円からは4%強下がった水準にあり、5月15日の年初来安値788円からは7割以上値上がりしています。
株価は年初来高値圏にあり、PBR(実績)も4倍台と相応に高い水準にあります。配当利回りが1%台前半にとどまることも踏まえると、優待・配当の権利取得だけを目的に高値圏で新規に株式を取得することにはリスクも伴います。権利落ち後に株価が調整する可能性も含め、取得タイミングは慎重に判断する必要があります
ラウンドワンの年間チャート1/1
出所:各データより筆者作成
4. 記者コメント
ラウンドワンの今回の決算は、国内のクレーンゲーム関連施策や新規出店により増収基調を維持した一方、有利子負債の増加が金融費用を押し上げ、最終利益の伸びを抑える形になりました。
通期計画は据え置かれていますが、下期に利益が偏る計画である点は意識しておきたいところです。
株主優待については、9月28日の権利付き最終日を意識する投資家も多いタイミングですが、株価が高値圏にあることを踏まえると、優待取得だけを目的にした判断には慎重さも求められます。
【免責事項】
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
参考資料
- 株式会社ラウンドワン「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年8月10日発表)
- 株式会社ラウンドワン「株主優待」
高原 祥子