5. 月13万円を25年受け取るといくらか
ここでは年金月額13万円の人が、65歳から90歳までの25年間受け取ったケースを計算します。
5.1 【試算】25年で額面3900万円、手取りは3393万円
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出所:LIMO編集部作成
- 年金月額:13万円(年額156万円)
- 受給期間:25年(65歳から90歳)
- 額面の総額:3900万円
- 手取り換算(額面の87%):3393万円
- 保険料と税金で差し引かれる概算:507万円
月13万円は厚生年金の平均15万289円を下回りますが、25年分では額面3900万円になります。
保険料と税金として引かれる概算は507万円で、残るのは3393万円という計算です。
※手取り換算は額面の87%とした概算です。年金収入が年156万円になると住民税がかかる場合があり、天引きは介護保険料と公的医療保険料に住民税が加わります。所得税の源泉徴収は65歳以上で年214万円以上が対象です。保険料額は自治体や所得段階で変わり、毎年度の年金額改定は計算に含めていません。
5.2 【30年なら4680万円】5年で780万円の違い
95歳まで受け取れば額面は4680万円となり、25年の場合より780万円増えます。手取り換算では678万6000円の差です。
この総額は基礎年金と厚生年金を合わせた金額です。内訳のうち基礎年金は満額でも月7万608円が上限になります。
早く亡くなれば総額は減り、元本が戻ることもありません。損得よりも生活の支えとして捉えるのが実態に合います。
前提の月13万円が動けば総額も変わります。ねんきん定期便で内訳と見込額を確認してみてください。

国民年金だけを受け取る人の平均は5万9310円で、差は2階部分の厚みから生まれます。月13万円を25年受け取れば額面3900万円、概算の手取りは3393万円ですが、受給期間は選べず総額は目安にとどまります。
まずはねんきん定期便で、基礎年金と厚生年金の内訳まで確かめておきたいところです。
6. 年金は内訳を見る。厚生年金の額には基礎年金も入る
厚生年金の平均月額15万289円には、国民年金部分が含まれています。報酬比例部分だけの金額ではありません。
国民年金だけを受け取る人の平均は5万9310円で、満額でも月7万608円が上限です。モデル世帯は夫婦で23万7279円でした。
自分の年金がどう積み上がっているかは、ねんきん定期便で内訳まで確認できます。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
石津 大希