5. 【年金の生涯総額】月13万円を15年受け取った場合は?
ここでは年金月額13万円の人が、65歳から80歳までの15年間受け取ったケースを計算します。
5.1 【試算】15年で額面2340万円、手取りは2035万8000円
- 年金月額:13万円(年額156万円)
- 受給期間:15年(65歳から80歳)
- 額面の総額:2340万円
- 手取り換算(額面の87%):2035万8000円
- 保険料と税金で差し引かれる概算:304万2000円
2か月ごとに26万円が振り込まれる計算で、15年分を合計すると額面2340万円です。
引かれる概算は304万2000円で、手元に残るのは2035万8000円になります。
※手取り換算は額面の87%とした概算です。年金収入が年156万円になると住民税がかかる場合があり、介護保険料と公的医療保険料に住民税が加わります。所得税の源泉徴収は65歳以上で年214万円以上が対象です。保険料額は自治体や所得段階で変わり、毎年度の年金額改定は計算に含めていません。
5.2 【20年になると】額面は3120万円まで伸びる
受給が20年に延びれば額面は3120万円で、15年より780万円多くなります。手取り換算では678万6000円の差です。
1回の振込額は変わりませんが、回数が増えることで累計は大きく動きます。
反対に短ければその分減り、元本が戻ることもありません。総額は目安として捉えておくのが現実的です。
月13万円という前提が変われば結果も変わります。ねんきん定期便やねんきんネットで見込額を確かめてみてください。

家計を組むときに使うのはこの月額のほうです。平均もひと月あたりで見れば厚生年金15万289円、国民年金5万9310円にとどまります。
月13万円を15年受け取れば額面2340万円、概算の手取りは2035万8000円ですが、受給期間は選べず総額は目安にすぎません。
まずはねんきん定期便で見込額を確かめたいところです。
6. 年金は2か月分の振込。ひと月換算で家計を組む
年金は偶数月の15日に2か月分がまとめて振り込まれます。1回の金額は大きく見えますが、ひと月に直して考える必要があります。
ひと月あたりの平均は厚生年金が15万289円、国民年金が5万9310円でした。モデル世帯は夫婦で23万7279円です。
実際の金額には大きな個人差があります。ねんきん定期便で自分の見込額を確かめてみてください。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
石津 大希
