年金は2か月分がまとめて振り込まれるため、通帳の数字は大きく見えます。

ひと月あたりに直すと、厚生年金の平均は15万289円です。家計を組むときはこの月額で考える必要があります。

本記事では支給の仕組みと平均月額を確認したうえで、月13万円を15年受け取った場合の総額を試算します。

なお、公的年金の支給の仕組みや2026年度の年金額については、下記の記事から一部を引用・参照しています。

【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額が4495円アップ!支給日に「60万円(月30万円)以上」受給する人は全体の何%?遺族・離婚時のルールも解説
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【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
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ココがポイント
  • 年金は偶数月の15日に2か月分がまとめて振り込まれます
  • ひと月に直した平均月額は、厚生年金が15万289円、国民年金が5万9310円です
  • 年金月額13万円を15年受け取ると額面は2340万円、手取り換算では2035万8000円です

1. 年金の仕組みを押さえる

まず制度の全体像です。「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」から要点を引用します。

公的年金制度は、しばしば「2階建て構造」に例えられます。これは、日本の年金制度が「1階」の国民年金(基礎年金)と、「2階」の厚生年金という2つの制度で構成されているためです。1階部分の国民年金は、原則として日本国内に居住する20歳以上60歳未満のすべての人が加入対象で、保険料は所得にかかわらず一律(2026年度は月額1万7920円)。保険料を40年間(480カ月)すべて納付すると、満額(2026年度は月額7万608円)を受け取ることができます。2階部分の厚生年金は、会社員や公務員のほか、パートタイマーなどで特定適用事業所に勤務し一定の要件を満たす人が国民年金に上乗せして加入します。保険料は収入に応じて変動し、受給額は加入していた期間や納付した保険料額によって個人差が生じます。

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

2. 年金2026年度の額と2か月ごとの支給

年金の支給日は偶数月の15日(※)と決まっています。

そのため、1回の振込で前々月分と前月分の2か月分がまとめて支給されます。

2026年度の年金額の例として、厚生労働省は次の水準を示しています。

※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされます。

  • 国民年金(老齢基礎年金):7万608円(1人分※1
  • 厚生年金:23万7279円(夫婦2人分※2

出所:【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額が4495円アップ!支給日に「60万円(月30万円)以上」受給する人は全体の何%?遺族・離婚時のルールも解説

※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額7万408円
※2 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

モデル世帯の場合、夫婦の月額は23万7279円です。老齢厚生年金1人分と老齢基礎年金2人分を合わせた金額になります。

2か月に一度の年金支給日には、2か月分が合算で支払われます。この夫婦世帯の場合、1回の支給額は合算で「47万4558円」ですね。

2か月分をまとめると「約47万5000円」という数字になります。

3. 年金が1回で約47万5000円になる仕組みを解説

この水準の前提は、「【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額はいくら?年金支給日は6月15日」から引用して確かめます。

2026年度、国民年金は前年度比1.9%、厚生年金は同2.0%の増額となっています。国民年金(老齢基礎年金・満額・1人分)は7万608円(+1300円)、厚生年金(夫婦2人分)は23万7279円(+4495円)。年金は2か月ごとに支給されるため、夫婦2人分の標準的な年金額でみると1回あたりの振込額は47万4558円です。もっとも、これらはあくまでモデルケースであり、実際の受給額は加入期間や現役時代の収入によって異なります。

出所:【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額が4495円アップ!支給日に「60万円(月30万円)以上」受給する人は全体の何%?遺族・離婚時のルールも解説

4. 年金の平均月額。ひと月に直した金額で見る

ここからは厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、ひと月あたりの受給額を確認します。

平均年金月額の個人差と男女差にも注目してみてください。

4.1 厚生年金はひと月あたり15万289円

厚生年金:年金月額階級別の受給権者数2/4

厚生年金:年金月額階級別の受給権者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:15万289円
  • 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
  • 〈女性〉平均年金月額:11万1413円

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

※国民年金部分を含む

4.2 国民年金はひと月あたり5万9310円

国民年金:年金月額階級別の受給権者数3/4

国民年金:年金月額階級別の受給権者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説

ひと月あたりの平均は、厚生年金(国民年金部分を含む)で男性が約17万円、女性が約11万円。国民年金は男女ともに6万円前後です。

2か月分がまとめて支給されるため、1回の金額を見て余裕があると感じることもあります。ひと月に直すと、上記の平均に近い水準です。

これらは全受給権者の平均であり、グラフのとおり個人差は大きくなっています。

ねんきん定期便やねんきんネットで、夫婦それぞれの見込額を把握しておきたいところです。