2026年度の年金額改定にともない、6月には「年金額改定通知書」が届いた家庭も多いのではないでしょうか。
年金は月々の金額で語られがちですが、実際には10年、20年と長期にわたって受け取り続ける収入です。改定後の平均受給額を踏まえたうえで、月5万円を受け取り続けた場合の生涯総額を確認しておく価値があります。
「年金額改定通知書」はご自身の年金受給額の「現在地」を知る重要な書類です。届いたタイミングをきっかけに、現在の生活費の収支や預貯金残高と照らし合わせる習慣をつけるとよいでしょう。
本記事では、2026年度の年金額改定の内容と、60歳代から80歳代の平均受給額を一覧でご紹介します。
なお、2026年度の年金額や公的年金の平均受給額に関する詳しい解説は、下記の記事より一部を引用・参照しています。
1. 年金「2026年度改定」と「平均受給額」この記事の3つのポイント
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2026年度の年金額は国民年金1.9%増・厚生年金2.0%増の改定 -
60歳代~80歳代の平均受給額を年代別の一覧表で確認できる -
厚生年金は受給額に男女差・個人差が大きい
2. 年金2026年度改定、国民年金1.9%・厚生年金2.0%増額の中身
まず、2026年度の年金額改定の内容を、LIMOの記事「【2026年最新】60歳~89歳の年金一覧表!年代別の平均受給額と「手取り・非課税世帯」のリアル!年金口座の「凍結リスク」とは?」から引用して確認します。
2026年度の年金額は、国民年金が前年度比1.9%増、厚生年金(報酬比例部分)が同2.0%増の増額改定となりました。国民年金(満額・1人分)は月額7万608円、厚生年金(モデル夫婦世帯・2人分)は月額23万7279円です。ただし「ねんきん定期便」などに記載された金額は税金や社会保険料が引かれる前の「額面」であるため、実際の手取り額はこれより少なくなります。
出所:【2026年最新】60歳~89歳の年金一覧表!年代別の平均受給額と「手取り・非課税世帯」のリアル!年金口座の「凍結リスク」とは?
改定率だけを見ると小さな変化に思えますが、額面と手取りのひらきは毎年度発生するものです。次からは、年代ごとの平均受給額を具体的に見ていきます。
3. 年金一覧表で見る60歳代~80歳代の平均受給額と男女差
ここからは、いまのシニア世代が実際にどの程度の年金を受け取っているかを、年代別の一覧表で確認していきます。なお、厚生年金の月額には国民年金部分が含まれます。
3.1 60歳代は厚生14万円台・国民6万円台で始まる
65歳から69歳にかけての年代別の平均年金月額は、厚生年金14万円台から15万円台、国民年金は6万円台です。64歳までは繰上げ受給や特別支給の老齢厚生年金の対象者が含まれるため、やや低めの数字になっています。
3.2 70歳代は厚生15万円前後で横ばいが続く
70歳代の平均年金月額は、厚生年金が14万円台から15万円台、国民年金は5万円台から6万円台と、60歳代後半とほぼ変わらない水準で推移します。
3.3 80歳代になると厚生年金は16万円台まで上がる
80歳代の平均受給額は、厚生年金が15万円台から16万円台、国民年金は5万円台後半です。ただし、これらはあくまで各年齢の平均であり、実際の受給額は現役時代の働き方や保険料の納付状況によって一人ひとり異なります。
3.4 厚生年金は男女差6万円、国民年金は差が小さい
全年齢の受給権者でみると、厚生年金の平均年金月額は15万289円ですが、男女別では下記のとおり差があります。
- 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
厚生年金は現役時代の給与水準や加入期間が反映されるため、男女で約6万円の差が生じています。一方、保険料が定額の国民年金は、男女差・個人差が比較的小さいのが特徴です。
受給額の男女差は、特に女性側の「老後の単身リスク」に直結する重要なポイントです。女性の方が平均寿命が長い傾向にあるため、世帯全体の年金収入だけでなく、「自分一人になった時にいくら入るか」を把握しておく必要があります。国民年金のみの期間が長い場合は、若いうちからの自主的な準備が不可欠です。






