マクドナルドの店舗で、よく見かけるようになった「注文用のタッチパネル」。実際に使ったことがある方も多いかもしれません。
マクドナルドの有人レジ以外で注文する人が増えているという事実は、数字にも明確に表れています。
日本マクドナルドホールディングス株式会社が2026年8月7日に発表した2026年12月期第2四半期決算では、モバイルオーダーやデリバリー、セルフオーダーキオスクなどを含むデジタル経由の注文比率が、6月末時点で「約7割」に達したことが示されました。
なぜマクドナルドのデジタル注文は、ここまで普及したのでしょうか。決算とこれまでの取り組みから、その理由を探ります。
1. 本記事の3つのポイント
- マクドナルドは2026年上期も増収。既存店売上高は43四半期連続で前年を上回る結果に
- デジタル経由の注文比率が2026年6月時点で約7割に。これまでの取り組みを紹介
- 普及した理由を分析。デジタルを使うことを目的にしない設計で顧客体験を改善
2. 価格改定後も客数増。好調続くマクドナルド
同社の2026年1〜6月の全店売上高は前年同期比8.0%増、既存店売上高は5.9%増となりました。既存店では客数が2.5%増、客単価が3.3%増となっています。
四半期では、1〜3月の既存店売上高は前年同期比7.3%増、客数4.8%増、客単価2.3%増。4〜6月は売上高4.5%増、客数0.2%増、客単価4.3%増でした。
既存店売上高は2015年第4四半期から増加が続いており、今回で43四半期連続となります。2026年は2月に約6割のメニューを値上げする価格改定を実施しましたが、それでも上期の客数は前年を上回っています。
業績好調の背景には、商品や販促、店舗投資など複数の施策があります。そのなかでも注目したいのが、顧客の注文体験を変えてきたデジタル戦略です。


