女性にしか成しえない崇高な仕事とは言われるものの、妊娠出産には、「つわり」や「陣痛」といった身体的な辛さだけでなく、精神的なツラさや金銭的な問題など、多くの苦労が待ち受けています。
そこで今回は、妊娠出産にまつわる「女ってツラい」と感じたエピソードを、そのツラさを乗り越える方法や対策とあわせてご紹介いたします。
妊娠出産にまつわる壮絶なエピソード
・「あまりに陣痛が痛すぎて、横にいた夫にイライラ。マッサージをしてくれたものの、その位置がずれていて余計にイライラ。ついに怒りが爆発して、『だから違うって!役立たず!』と怒鳴ってしまった」
・「陣痛中にパニックになってしまった私。なぜか夫に『あなたとの子を望んだ自分が信じられない』『あなたが大好きというわけでもないのに』と告げてしまいました。自分でも、なぜこんな発言をしたのか分かりません」
・「妊娠6カ月から、お腹に痒みが出始めました。日に日に範囲が広がり、痒みも増す一方。痒すぎて眠れないほど辛かったです。ちなみに、産後は母乳でかぶれて痒みが再発…。正直、つわりよりも痒みのほうがキツかったかも」
・「職場の女性から、『子どもができたからって特別扱いはずるい』『不公平でしょ』と不満を訴えられました。つわりがひどくて、仕方なく休んだだけなのに…」
育児ストレスによる産後うつになる人も
「1人目のときのことです。夕食を作ろうとすると泣くんですよね。まあ、いわゆる黄昏泣きというやつなんですけど、これがはじまるとご飯の準備が全然進まない。毎日、子どもが泣く→もうすぐ夫が帰ってくるのに…と焦る、の繰り返しで、気がついたら子供が泣くだけで「もう勘弁してよ。」と叫んでしまうような状態に。思えば産後うつになりかけていたのかもしれません。」
ようやく出産を終えたと思ったら、今度は精神的な負担を感じるケースも珍しくありません。子どもが愛らしく感じる一方、イライラを募らせてしまうのです。その結果、上記のような産後うつに陥ってしまうことも。このような状況は、「子どもに思い通りの行動をしてほしい」という気持ちが関係していると考えられます。
わが子に対して、「部屋を散らかさないでほしい」「早く寝てほしい」「自分で歩いてほしい」などと思っていませんか?こういった気持ちが強くなりすぎると、ストレスが蓄積されやすくなります。自分の心にゆとりがある時は子どもの意志を優先させ、そうでない時はママの気持ちを分かりやすく伝える。こうすることで、子どもも少しずつ状況が理解できるようになるでしょう。
また、母親が1人で育児を背負っている状況は見直す必要があります。パートナーや周囲の人に協力してもらい、追い詰められやすい育児環境を改善しておきましょう。