5. 50代は加入期間に注意しましょう

50代から始める方は加入期間による受給開始年齢の違いです。

iDeCoの資産を「60歳」から受け取るためには、加入していた期間が「10年以上」必要です。もし50代で加入して期間が10年に満たない場合は、受け取り可能となる年齢が61歳〜65歳へと段階的に後ろ倒しになります(例えば52歳で始めて加入期間が8年の場合、受け取れるのは61歳からとなります)。

「60歳の定年退職と同時に受け取るつもりだったのに、まだ引き出せなかった!」と慌てることのないよう、ご自身の受け取り開始年齢を事前に把握した上で、出口の計画を立ててください。

6. まとめ

投資をするうえでぜひ意識していただきたいことは、「iDeCo単体ではなく、家計全体でバランスを取る」ということです。

例えば、手元の銀行口座に十分な現金(生活防衛資金)があるご家庭なら、多少相場が変動しても慌てる必要はありません。逆に手元の現金が少ないご家庭なら、早めに安全資産の割合を増やすことも必要です。

iDeCoは、あくまで老後資金をつくるための「全体の一部」に過ぎません。

「出口戦略なんて難しい」と立ち止まってしまうのではなく、まずはご自身の家計全体のバランスを把握し、無理のない掛金と、自分に合った「安心できる商品(仕組み)」を選んで、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

参考資料

・iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」
・国民年金基金連合会「iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入等の概況(2026年5月)」
・iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の加入資格・掛金・受取方法等

三石 由佳