4. 株主優待は100株以上で10%割引、最大300万円まで

株主優待は、グループ店舗・オンラインストアでの買物代金が利用限度額の範囲内で10%割引になる制度です。対象は基準日(3月31日)時点で株主名簿に100株以上保有と記録された株主で、限度額は保有株数に応じて100株~299株で30万円、300株~499株で40万円、500株~999株で50万円、1,000株~2,999株で100万円、以降も保有株数が増えるほど段階的に上がり、10,000株以上で300万円です。

3月末基準日を2年連続で300株以上保有すると限度額が2倍になる長期保有特典もあります。

なお、中間期基準日(9月30日)は、新規の株主番号で名簿に記録された株主のみが対象です。

カードは基準日が3月31日の場合は6月下旬(株主総会後)に、9月30日基準の新規株主は初回のみ11月下旬に、いずれも普通郵便で郵送されます。年1回の発行で、追加発行・分割発行・家族カードの発行はありません。有効期限はカード発行の翌年7月31日までです。

なお同社は今回の株式分割にあわせて、2027年3月末基準から優待の対象範囲を広げる制度変更も発表しています。分割後100株以上(現在の株数でいえば50株以上100株未満)の株主も新たに対象に加わります。

優待制度は変更・廃止される可能性があるため、利用の際は必ず公式サイトでご確認ください。

5. バリュエーション:PERは21倍

終値3,695円で見ると、PBR(実績)は2.09倍、配当利回りは2.17%です。PER(会社予想)は21.07倍。足元の株価は年初来高値4,192円・安値2,304円のほぼ中間の水準にあります。

6. 記者コメント

内容自体は増収増益・上方修正と明確な好材料でしたが、株式分割の発表も重なり、株価は取引時間中に乱高下する場面がありました。最終的には4日続伸で取引を終えており、好材料は前向きに消化されたとみられます。

株主優待については、投資単位の引き下げにあわせて10%割引を受けられる株主の裾野が広がる点は魅力的です。ただし、今回の株式分割に伴う制度変更は限度額(円ベース)の見直しにとどまり、すでに100株以上を保有している既存株主への実質的な影響はありません。

また、10%割引には適用除外品目・ブランドがある点にも注意が必要です。人気の高いヴァン クリーフ&アーペル、エルメス、シャネル、ティファニー(フレグランスを除く)、ルイ・ヴィトンなどは割引の対象外となっています。目当ての商品があって優待の取得を検討する場合は、事前に公式サイトで対象になっているか確認することをおすすめします。

参考資料

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください

高原 祥子