2026年8月13日の東京株式市場は3日続伸となりました。前日の米国市場でハイテク株高となった流れを引き継ぎ、AIや半導体関連株を中心に物色されたほか、午後には日本銀行による追加利上げ観測の強まりが伝わり、銀行株にも買いが入りました。
こうしたなか、三越伊勢丹HDは取引時間中の13時に2027年3月期第1四半期決算を発表し、あわせて1株を2株にする株式分割を発表して注目を集めました。発表直後は内容を評価しかねたのか株価が乱高下する場面もありましたが、同社株は前日比18円高(+0.49%)の3,695円で取引を終え、4日続伸となりました。
1. この記事を読むとわかる3つのポイント
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東京市場は3日続伸、三越伊勢丹HDも前日比18円高の3,695円で4日続伸 -
第1四半期(2027年3月期)は営業利益20.6%増・純利益18.5%増で四半期最高益、通期計画も上方修正 -
株主優待は現行制度のまま100株以上で10%割引、限度額は保有株数に応じて最大300万円(長期は600万円)
2. 第1四半期は営業利益20.6%増で四半期最高益
2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算は、売上高1,289億1,200万円(前年同期比3.8%増)、営業利益188億7,700万円(同20.6%増)、経常利益199億2,700万円(同16.7%増)、純利益223億1,600万円(同18.5%増)でした。営業利益・純利益は第1四半期として過去最高です。
なお純利益には関係会社株式売却益など特別利益108億8,400万円が含まれており、前年同期(109億5,800万円)にも同規模の一過性益があった点は踏まえておく必要があります。
3. 通期計画を上方修正、株式2分割も発表
好調な滑り出しを受け、通期予想を売上高5,620億円(前期比3.0%増)、営業利益840億円(同5.0%増)、経常利益830億円(同4.1%減)、純利益630億円(同17.2%減)に上方修正しました(5月時点の予想からいずれもプラス修正)。
あわせて、2026年10月1日付で普通株式1株を2株に分割することも発表しました(基準日は2026年9月30日)。分割の目的は投資単位の引き下げによる株主層の拡大です。配当予想は分割比率に合わせた表示の修正のみで、年間80円という実質的な内容に変更はありません。
セグメント別では、売上の8割超を占める百貨店業が営業利益155億円(前年同期比24.4%増)と伸びをけん引し、クレジット・金融業、不動産業も増収増益でした。一方、旅行業を含む「その他」区分は原価上昇の影響で営業利益が前年を下回りました。
次のページでは、株主優待の詳細と現在の株価水準を見ていきます。