留守番は「いいゆだな」、外出時は「いかのおすし」が合言葉
交通事故や通り魔事件など、心配になるようなニュースが相次いでいる2019年。子どもの安全を守るためには、どんな対策をすればいいのでしょうか? 警備・セキュリティー会社のALSOKは、子どもが学校などから帰宅して留守番する時の約束事として「いいゆだな」を提案しています。
“い”えのかぎをみせない
“い”えのまわりをよくみる
“ゆ”うびんうけをチェック
“だ”れもいなくても「ただいま!」
“な”かにはいってすぐとじまり
また、警視庁が考案した防犯覚え言葉「いかのおすし」も、子どもに教えておきましょう。
しらないひとについて“いか”ない
しらないひとのくるまにはぜったいに“の”らない
“お”おごえをだしてたすけをよぶ
あんぜんなところまで“す”ぐにげる
すぐにおうちのひとに“し”らせる
ちょっぴり覚えにくいですが、大事なことが詰まっています。
実際に小学生ママは、どんな対策をしている?
続いては、生の声をご紹介。日ごろから防犯に対する意識が高い、筆者の友人である小学生と未就園児のママに、どんなことを心掛けているか聞いてみました。
1. 小学生の子どもには、年中ぐらいから公衆電話のかけ方を教えている。パパとママの携帯電話の番号も暗記してもらっていて、たまにちゃんと覚えているか確認している。
2. ママやパパが不在の時、もしくはママやパパに何かがあった時に子どもが助けを求められるよう、三軒隣まで「そういった時はよろしくお願いします」と伝えてある。小学生の子どもには、この三軒の誰もいなかったら、近くのコンビニと交番までは一人で行けるように教えている。
3. 小学生の子どもには学校帰りに何らかの怖いことに遭遇したら、ランドセルを捨てて大きな声で走って人が多そうなところに逃げなさい、と伝えている。
ママが倒れた時、どうするか考えていますか?
また、防犯以外においても、近年はワンオペやシングルマザーの家庭も増えているため、「ママが倒れるなど、何かがあったら……」というところも心配です。上記の1や2は、そういった状況にも生かせそうですよね。前述のママは、以下のようなことも子どもに教えているそうです。
- ママが倒れたら、携帯で119をかけるように教えてある(そのために、ママの携帯ロックはかけていない。パパの携帯ロックの暗証番号も、子どもに暗記させている)
念には念を入れても……悩みは尽きない!
なお、このママの小学生の子どもは、こういったことを幼児期から言われてきたからか、筆者から見ても、しっかり者に育っています。ただ、ママにとっては悩みもあるそうです。
- ママがいない時に人から物をもらっちゃダメと教えていたら、パパや親せきからも物を買ってもらわなくなった。
- 子どもの安全を確保する場所を伝える目的で貼られている“子ども100番”のステッカーが、家だけではなく車にも貼られていることを教えたら「良い人に見せかけているだけかもしれない。いざとなったら車からは逃げられないから危ない」と答えられてしまった。警戒心が強すぎる。
- 「周りの人に優しくしましょう」と言いながらも、人を疑うことも教えなければならない矛盾に悩んでしまう。
一筋縄ではいかぬ、防犯をはじめとした安全対策。最終的には子どもを信じる、というところに尽きるとは思うのですが、それぞれの親なりに試行錯誤していくしかないのかもしれません。そんな時に、ここに書いたことが参考になれば嬉しく思います。
高橋 美穂