4. 年金生活者支援給付金のハガキ、届いた場合と届かない場合の対応

年金生活者支援給付金のハガキが届いた場合は、記入して返送すれば手続きは完了します。返送が遅れると翌月以降の給付が後ろにずれ込む場合があるため、届いたらできるだけ早く動くのが安心です。

一方で、「対象のはずなのに届かない」というケースも珍しくありません。所得情報の反映タイミングや世帯の課税状況によっては、機械的な抽出から漏れてしまう場合があるためです。

不安を感じたら、最寄りの年金事務所等で自分の記録を確認してみてください。

5. 筆者からのアドバイス3つのポイント

老齢年金生活者支援給付金は、名前は「給付金」でも中身は意外と細かい制度です。自治体で長年、公的な保険・年金の相談を受けてきた立場から見て、押さえておきたい視点を3つに整理しました。

5.1 免除期間は「損」と決めつけない

保険料の全額免除等を受けた期間は、老齢基礎年金では2分の1相当の給付にとどまります。ただし今回の給付金では、免除期間の月額単価が納付済期間の約2倍で計算されるため、押し上げ要因として働く一面もあるのです。

5.2 「未納」と「免除」はまったく違う

同じ「保険料を払っていない期間」でも、正式な免除申請をしなければ未納の扱いになり、給付金の計算対象になりません。生活が苦しいときこそ、市区町村や年金事務所に免除の相談をしておくことが将来の給付につながります。

5.3 迷ったら、窓口で自分の記録を確認する

給付金は請求しないと1円も支払われません。「対象かどうか分からない」段階でも、市区町村の年金担当窓口や年金事務所に相談すれば、加入記録から目安を教えてもらえます。

参考資料

太田 彩子