海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、YouTubeチャンネル「@PetsInLove」の投稿。

重度の脱水や栄養失調など命の危険と隣り合わせの状態だった子犬が、元気いっぱいな姿を取り戻すまでの様子が紹介されています。

執筆時点で5200回再生、約770件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOアニマル・ストーリー部
道路脇のパイプで倒れていた生後6週間ほどの子犬が、人々の優しさと手厚い手当を受けて元気を回復していく感動のレスキュー劇をご紹介します。あわせて記事の後半では、動物たちの命を救う現場を支えている獣医師や動物看護師の平均年収といったリアルなお金事情や、現場が抱える厳しい課題についても分かりやすく解説します。

1. この記事の3つのポイント

  •  交通量の多い道路脇のパイプで発見。「もう息をしていない」と思われるほど衰弱した子犬を救出
  •  ソファでくつろぎ、抱っこに安心した表情を見せるまで元気を取り戻した子犬の現在
  •  「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

2. 【瀕死の状態で発見】工事用パイプにうずくまっていた子犬を保護

海外のSNSで話題になっているのは、生後約6週間の子犬が、多くの人の支えを受けながら元気を取り戻していく様子です。

子犬は、交通量の多い道路脇に置かれたコンクリート製のパイプの中で発見されました。皮膚は炎症を起こし、あばら骨が浮き出るほど痩せ細っていました。

あまりにも動かなかったため、最初は息をしていないと思われたほど。しかし、近づいた住民が様子をうかがうと、子犬はゆっくりと目を開け、静かに見つめ返していたそうです。

その姿を見た住民は子犬を抱き上げ、すぐに動物病院へ向かいました。

3. 【懸命な治療に支えられて】少しずつ生きる力を取り戻した子犬

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出所:@PetsInLove

出所:@PetsInLove

動物病院での検査の結果、重度の脱水や栄養失調、寄生虫、皮膚疾患に加え、致死率の高い感染症に罹患している可能性も確認されたそうです。生後約6週間ほどの小さな体は、すでに限界に近い状態でした。

子犬はすぐに隔離室へ移され、治療が始まりました。点滴で少しずつ水分や栄養を補いながら、スタッフは昼夜を問わず体調の変化を見守り続けます。

保護から数日間は、ほとんど横になったまま過ごす時間が続きました。それでも、ときおり顔を少しだけ持ち上げる姿を見せ、懸命に生きようとしていたといいます。

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出所:@PetsInLove

出所:@PetsInLove

保護からしばらくは食べ物にもほとんど興味を示しませんでしたが、やがて自分から水を飲めるようになり、少量のごはんも口にするようになったそうです。

それに伴い、表情にも変化が現れました。ぼんやりとしていた目には少しずつ力が宿り、ケージの前を通る人の姿を目で追ったり、優しく声をかけられると首をかしげたりするしぐさも見せるようになります。

さらに、嘔吐などの症状も徐々に落ち着き、安心したように眠る時間も増えていきました。

4. 【ふっくらとした体を取り戻して】無邪気に遊ぶ子犬

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出所:@PetsInLove

出所:@PetsInLove

子犬はその後も順調に回復を続け、見違えるほど元気な姿を見せるようになりました。

ふっくらとした体つきになり、つやのある毛並みに。ソファの上でくつろいだり、猫と無邪気に遊んだり、抱っこされて安心した表情を見せたりと、穏やかな毎日を過ごしている様子が映し出されています。

コメント欄を見ると

  • 「彼女を見つけてくれて本当にありがとう」
  • 「たくさんの愛と喜びに満ちた未来を願っています」

など、治療に尽力したスタッフへの感謝の声や子犬の回復を喜ぶ声が多く寄せられていました。

工事用パイプの中で静かにこちらを見つめていたあの日の子犬が、今では安心した表情で人に甘えるように。この姿を見ると、小さな命を諦めなかった人たちの優しさが、確かに未来を変えたのだと感じさせられますね。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

5. 著者からの一言コメント

ライター ひぐち えみ
動物レスキューの動画を見るたびに感じるのは、「助けたい」と行動する人がいるからこそ救われる命があるということです。一方で、こうした保護が必要になる背景には、人間の身勝手さがあるケースも少なくありません。同じ人間なのに、命を傷つける人もいれば、救おうと手を差し伸べる人もいる。その違いは何なのだろうと考えさせられます。すべての命が安心して暮らせる、そんな優しい世界になってほしいと願わずにはいられません。

6. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の「平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)」、動物看護従事者の「平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)」です。

ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の「愛玩動物看護師」国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。

動物医療を支える現場の詳しい勤務実態や給与に対するリアルな満足度は「獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給料とリアルな待遇」」で紹介しています。

参考資料

ひぐち えみ