海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、TikTokアカウント「@homeless81」さんの投稿。

駐車場に置き去りにされて衰弱していた犬が、多くの人の愛情と懸命な治療に支えられながら、再び自分の足で歩けるようになるまでの様子が紹介されています。

執筆時点で980回再生、約190件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンをまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOアニマル・ストーリー部
駐車場で放置され、命の危機に瀕していた一匹の犬が、人々の献身的な治療とリハビリによって奇跡的な回復を遂げる感動の姿をピックアップしました。記事の後半では動物の命を救う獣医師や動物看護といった専門職の平均年収や労働環境などの現実にも着目し、命を守る現場を支える経済的なリアルに迫ります。

1. この記事の3つのポイント

  •  駐車場に置き去りにされて命の危機に。懸命な治療とリハビリで尻尾を触れるまでに回復
  •  初めて尻尾を振り、体重が少しずつ増加。やがて、自分の足で少しずつ歩き始められるように
  •  「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

2. 【極度の栄養失調】駐車場で横たわっていた犬を救助

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出所:@homeless81

出所:@homeless81

海外のSNSで話題になっているのは、深刻な栄養失調に陥った犬が、多くの人の愛情に支えられながら回復していく姿です。保護された犬は「Ethan(イーサン)」と名付けられました。

イーサンは駐車場に置き去りにされ、骨と皮だけになるほど痩せ細った状態で発見されたそうです。自分の力ではほとんど立ち上がることもできず、助けを待つように静かに横たわっていました。

救助に駆け付けたスタッフはすぐに動物病院へ搬送しました。

3. 【小さな変化を積み重ねて】生きる力を取り戻していくイーサン

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出所:@homeless81

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診察の結果、極度の栄養失調と脱水症状に加え、体内からは寄生虫が見つかりました。

また、本来なら体重が80ポンド(約36kg)ほどあるはずですが、当時はわずか35ポンド(約16kg)。長い間十分な食事をとれずに過ごしていたことが分かったそうです。

スタッフは温かい毛布で体を温めながら点滴を行い、命をつなぐための治療を開始しました。

その後、イーサンは水を飲もうとする様子を見せ、やがて自分で食事ができるように。さらに初めて尻尾を振る姿も見られ、少しずつ回復の兆しが表れていったそうです。

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出所:@homeless81

出所:@homeless81

一方で、長期間の飢餓状態によって筋肉はほとんど失われており、自力で立ち上がることはまだできませんでした。

そこでスタッフは、手足の関節をゆっくり動かす運動や、体を支えながら足を動かす練習を開始します。

懸命なケアを受けるうちに、イーサンの体重は47ポンド(約21kg)まで増え、少しずつ歩くための力を取り戻していったそうです。

4. 【自分の足で再び】一歩ずつ歩き始めたイーサン

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出所:@homeless81

出所:@homeless81

イーサンはその後も順調に回復を続け、容体が安定したことで無事に退院しました。まだ足元はふらつくものの、自分の足で少しずつ歩けるようになり、リハビリに励んでいるそうです。

骨と皮だけになるまで衰弱し、自力で立つこともできなかった保護当初からは想像できないほどの変化です。

駐車場に置き去りにされ、命の危機に瀕していたイーサン。しかし、多くの人の懸命な治療と温かな支えによって、生きる力を取り戻しました。今では自分の足で一歩ずつ前へ進み、穏やかな表情を見せる姿が、多くの人の心を打っています。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

5. 著者からの一言コメント

ひぐちえみ

今回の記事で印象に残ったのは、「初めて尻尾を振った」という場面でした。元気な犬にとっては当たり前のしぐさでも、イーサンにとっては生きる力を取り戻した何よりの証だったのでしょう。

健康であること、自分の足で歩けること、ごはんを食べられること。私たちが「当たり前」だと思っている日常は、実はとても幸せなことなのだと改めて感じました。(ライター ひぐち えみ)

6. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の「平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)」、動物看護従事者の「平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)」です。

ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の「愛玩動物看護師」国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。

動物医療を支える現場の詳しい勤務実態や給与に対するリアルな満足度は「獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給料とリアルな待遇」」で紹介しています。

参考資料

ひぐち えみ