4. 大谷選手とセイコーウオッチの関係性

5/6

出所:セイコーウオッチ株式会社

大谷選手とセイコーウオッチの関係性はNPB(日本プロ野球)の日本ハム時代から続く長いもので、2016年に初めてセイコーアストロンの広告に起用され、海を渡った2018年以降は「セイコーウオッチ イメージキャラクター」になっています。

2026年3月12日には、グランドセイコーから大谷選手が「グローバルパートナー(アンバサダー)」に就任したことが発表され、「アイコン的存在」として、より重要な役割を担うようになりました。

3月末のシーズン開幕前にはドジャースのチームメイトやスタッフに64万円相当のグランドセイコーをプレゼントしたことも、大きな話題に。この出来事をきっかけにブランド名を認知した方も多かったかもしれません。

SNSでは

  • 「非売品ならではの圧倒的なオーラ。大谷くんだからこそ似合う一品」
  • 「100万時間(約114年)を積算する時計ってどういうこと!?」
  • 「スポンサー冥利に尽きる最高の着こなしとアピール」

といったコメントが寄せられていました。

今後、世界に1本の「Seiko Star Time」を大谷選手がどんな場面で装着するのか、注目したいところです。

5. 200億円に迫る大谷選手のスポンサー収入

6/6

@dodgers

大谷選手は選手として球団と「10年7億ドル(約1000億円)」という異次元の契約を締結していますが、広告塔としてのスポンサー収入も桁違いで、偉業を達成するたびに何度も跳ね上がっています。その推移は以下の通りです。

  • メジャー初期〜2021年:約600万ドル(約6億5000万円)
  • 2022年〜2023年:約2000万〜4000万ドル(約30億〜60億円)
  • 2024年:約6500万ドル(約100億億円)
  • 2025年〜2026年:約1億2500万ドル(約190億円)

※金額は推定。契約当時の為替レートで計算

メジャー1年目で6億円以上のスポンサー収入があるというだけでも凄いのですが、現在ではその約20倍となる200億円に迫る収入を叩き出しています。

契約料も高騰していると報道されていますが、それでも企業のマーケティングに与える影響は絶大で、日本だけでなく米国の消費者もターゲットに対しても、ブランド価値向上や売上拡大などで貢献しています。

また、大谷選手を起用した広告の効果はドジャース内だけでなく、球界全体に広がっています。直近はホーム球場の広告枠が不足してきたことから、遠征する他球場の広告枠まで高額で販売されるようになっています。

史上最高のベースボールプレイヤーと称される大谷選手ですが、プレーだけでなく、選手として競技そのものに与える影響が、まさに前代未聞というレベルに達しつつあります。

6. スポーツトレンドウォッチャーの視点

大蔵 大輔

野球界を超えて存在感が増し続ける大谷翔平選手ですが、その影響力の大きさゆえに、グラウンド外での立ち振る舞いに対しても常に世界中から多様な視線が注がれています。

政治的な文脈や賛否が取り沙汰されやすいホワイトハウス訪問においても、あるいは過熱するプライベート報道に対しても、大谷選手自身が個人的な意見や感情を過剰に発信することはほとんどありません。どこまでも一アスリートとしてのプロフェッショナルな態度を貫き通しています。

多くのグローバル企業から絶大な信頼を集め、多数のスポンサーを獲得している背景には、こうした徹底したリスク管理と、いかなる場面でも「本業」を第一とする真摯なスタンスへの高い評価があるといえるでしょう。

参考資料

大蔵 大輔