味の素株式会社が発表した『「Cook Do」オイスターソース 藤原竜也の「買ってくレタス」』が大きな話題になっています。

本記事ではあまりにも奇抜な発想のレタスの詳細や、フードロス問題の実態とトレンドについて紹介します。

1. 本記事の3つのポイント

  •  藤原竜也の顔面レタス…なぜ企画?
  •  夏場に困るレタスを廃棄したことがある人が多数
  •  企業のフードロス問題へのアプローチは「楽しみながら」がトレンド

2. おふざけかと思いきや…目的は意外と真面目な藤原竜也レタス

話題のレタスは、味の素がJA全農長野と共同で展開する『「Cook Do®」オイスターソース 藤原竜也の「買ってくレタス」』というキャンペーンの商品です。

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出所:味の素株式会社

出所:味の素株式会社

藤原竜也さんの顔がプリントされたフィルムに包まれたレタスで、見た目のインパクトは強烈!首都圏や関西圏の一部スーパーで7月下旬から1万個限定で販売します。

おふざけがすぎるようにみえる企画ですが、実は真面目な意図があり、夏場に廃棄されることが多いレタスの購買を促進することが目的です。

フィルムの裏面には「レタス瞬間消滅レシピ」サイトにアクセスできるQRコードが記載するなど、レタスのフードロスを削減する仕掛けも用意しています。

3. 「目が合ったら絶対買っちゃう」「目的はちゃんとしてる(笑)」

SNSでは、今回のインパクト抜群のレタスに対して、

  • 「野菜売り場で藤原竜也と目が合ったら絶対買っちゃう」
  • 「広報担当者が猛暑でやられた?」

など、驚きの声が相次いでいます。

プロモーションの目的に共感する方も多く、

  • 「正直、夏場のレタスはすぐ赤くなるから丸ごと1玉買うのをためらってた」
  • 「こういうのどんどん増やしてほしい」

などのリアクションもありました。

4. JA全農長野の担当者も「大変驚いた」とコメント

本キャンペーンで味の素のパートナーとなるJA全農長野の生産販売部の小林博部長は、

「完成したフィルムを拝見し、圧倒的なインパクトと素晴らしい仕上がりに感激いたしました。初めて企画の構想を聞いた際には、まさか藤原竜也さんにご協力いただけるとは、と大変驚いたのが率直な感想です」

とコメントしています。やはり担当者も驚きは隠せなかったようです。

JA全農長野 生産販売部 小林博部長2/4

JA全農長野 生産販売部 小林博部長

出所:味の素株式会社

長野県は夏から秋にかけての国内レタス生産量の約6割を占めており、酷暑によるフードロスは深刻な問題です。

「本施策が、皆様にレタスをおいしく楽しく食べ切っていただくきっかけとなり、ご家庭でのフードロス削減につながることを心より期待しております」

とも語っています。

5. 夏場の調理とレタス消費に関する実態調査

味の素は、2026年7月2日〜7月6日の期間で、7歳~18歳の子どもを持ち、週3回以上自炊をする20代~50代の男女を対象に「夏場の調理とレタス消費に関する実態調査」を実施しました。

その結果、明らかになったのは、回答者の78.4%が夏場に「サラダ(生食)」でレタスを使用しており、消費しきれずに廃棄した人が65.6%に上ったということです。

夏場のレタス消費の悩みとして「痛みやすい(58.3%)」「使い方のバリエーションが少ない(46.2%)」「余らせてしまう(41.7%)」などが挙がっており、多くの人が家庭内のフードロス問題に直面しています。

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出所:味の素株式会社

出所:味の素株式会社

味の素はレタスの消費を促すために、「レタス瞬間消滅レシピ」と銘打ち、「レタス茶漬け」「冷やしオイスターまぜそば」「レタス餃子」などのユニークなレシピをオンライン上で公開しています。

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出所:味の素株式会社

出所:味の素株式会社

こちらは藤原竜也印の限定商品を購入しなくても、閲覧することが可能なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

6. トレンドウォッチャーの分析

大蔵 大輔

環境省が2026年6月30日に公表した「食品ロスの発生量の推計値(令和6年度)」によると、年間の食品ロス量は約461万トンと推計されています。

食品ロスはSDGsのターゲットに含まれており、日本でも2000年度比で2030年度までに半減するという目標が掲げられています。

フードロス削減の取り組みには行政だけでなく企業も積極的で、民間の強みを生かし、「義務感」ではなく「楽しさ」を重視した施策が増えている印象です。

物価高や天候不順で食品の販売にネガティブな要因が多い昨今ですが、販売促進と社会的問題の啓蒙を同時に実現するアプローチとして今後も注目を集めそうです。

参考資料

大蔵 大輔