海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているPawsitive SanctuaryさんのInstagramアカウント「@pawsitivesanctuary」の投稿。

インド・ローガル地区で保護された、前脚に重いけがを負った犬「ラドゥー」が、保護施設で治療を受ける様子を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で1834回再生、約194件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOアニマルストーリー部
両前脚に大けがを負い、路上で苦しんでいた保護犬「ラドゥー」が、地域の人々の優しさと保護施設の素早い治療によって、少しずつ元気を取り戻していく心温まる姿をご紹介します。

また、今回は可愛い動物の保護動画だけでなく、傷ついた命を現場で救う「獣医師」や「動物看護」というお仕事のリアルなお金事情についてもまとめています。全国の獣医師の平均年収は680万5000円、動物看護のお仕事は351万9000円というデータとともに、命を守る現場の現状を分かりやすく解説しました。

 命をつなぐ優しさと、それを支えるプロの現実を知るきっかけとして、ぜひ最後までご覧ください。

1. この記事の3つのポイント

  •  前脚に大けがを負った保護犬の治療動画がSNSで話題に
  •  地域住民の手厚いケアと保護施設の迅速な治療で回復へ
  •  全国の獣医師の平均年収は680万5000円という調査結果

2. 【前脚を1本失っていた犬】残された前脚まで負傷

海外のSNSで話題になっているのは、過酷な路上生活を送りながらも生き抜いてきた保護犬「ラドゥー」です。

ある日ラドゥーについて、インド・ローガル地区にある乳製品店から保護団体へ連絡が入りました。

ラドゥーは幼い頃の事故で前脚を1本失っており、それ以来、障がいを抱えながら路上で生活していたといいます。

しかし、不運はそれだけでは終わりませんでした。

残されていたもう一方の前脚まで負傷し、歩くことはもちろん、身体を動かすだけでも痛みを伴う状態になってしまったそうです。

動画には、痛みを抱えながら横たわるラドゥーの姿が映されており、その様子からも厳しい状況が伝わってきます。

3. 【路上で支えられていた犬】保護施設で治療開始

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保護施設へ運ばれたラドゥー

出所:@pawsitivesanctuary

保護団体のもとへラドゥーの動画が届いたとき、その目には苦しみがにじんでおり、一刻も早い保護が必要な状態でした。

ラドゥーがいた地域の乳製品店の人たちが、点滴や血液検査の手配をするなど、できる限りの世話を続けていたそうです。

苦しむ動物が見過ごされることも少なくない中、地域の人たちの思いやりが、ラドゥーの命をつなぎました。

しかし、路上での応急的なケアだけでは十分ではありません。ラドゥーには、安全な場所で継続的な治療を受けられる環境が必要でした。

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治療を受けるラドゥー

出所:@pawsitivesanctuary

保護団体はラドゥーを保護施設へ搬送し、すぐに治療を開始しました。

投稿によると、前脚のけがだけでなく、腎臓または肝臓の感染症の可能性もあり、慎重に治療が進められているそうです。

ラドゥーが安心して過ごせる環境が整い、本格的な治療が始まりました。安心できる環境の中で、懸命に治療へ取り組む様子が紹介されています。

4. 【少しずつ回復へ】ラドゥーの姿に応援の声

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保護施設で休むラドゥー

出所:@pawsitivesanctuary

保護施設で治療を受けるラドゥーは、少しずつ食事を取れるようになり、薬も効いているそうです。

これまで事故やけが、病気と幾度も困難を乗り越えてきたラドゥーですが、投稿では「回復には時間がかかる」と説明されています。

それでも、柔らかいベッドの上で身体を休める姿からは、安心できる場所で新たな一歩を踏み出そうとする様子が伝わってきます。

コメント欄を見ると

  • 「早く元気になりますように」
  • 「助けてくれてありがとう」

など、ラドゥーの回復を願う声や、保護活動への感謝の言葉が寄せられていました。

幼い頃に前脚を失い、さらに残された前脚まで負傷したラドゥー。

これからは十分な治療を受けながら、穏やかな毎日を過ごせることを願わずにはいられません。

ラドゥーのケアが今後も順調に進み、元気を取り戻せますように。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

LIMOアニマルストーリー部

小さな身体で何度も辛い目に遭いながらも、必死に生きようとするラドゥーの姿には胸が締め付けられますね。

近所の人たちの優しい助けや、保護団体のみなさんの懸命な治療のおかげで、安心して休める場所が見つかって本当に良かったです。少しずつごはんが食べられるようになったと聞いて、ホッと心が温かくなりました。

傷ついた命を救うためには、たくさんの人の温かい気持ちはもちろん、専門的な治療やお金の支えも欠かせません。これからもラドゥーが痛みのない穏やかな毎日を過ごせるよう、応援していきたいですね。

5. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

獣医師の平均年収は680万5000円5/5

獣医師の平均年収は680万5000円

Lee Charlie/shutterstock.com

レスキューされた動物の病気やけがを治療したり、避妊・去勢手術といった医療措置をおこなうのが獣医師や動物看護といった動物医療専門職です。

ここでは、動物たちの命を救い、守るために大切な役割を担う彼らのお金事情について紹介します。

厚生労働省が、「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元に公表している就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円。平均年齢は38.7歳。

また、動物看護の仕事に従事している人の平均年収は351万9000円、平均年齢は38歳という結果になっています。

命を預かるハードな業務内容に対し、給与や労務環境の整備が課題となる側面もあるのが実情です。

日本動物看護職協会が2020年7月1日に公表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」によると「現在の給料に満足していますか?」という質問に対して、「満足」と答えた人の割合が7.8%なのに対し、「不満」が35.1%、「非常に不満」が19.4%と過半数の人が現状に満足していないと回答しました。

一方で、2022年には「愛玩動物看護師」が国家資格化され、現場での役割はさらに重要性を増しています。

社会的ニーズが高まる中、動物医療を支える専門職の待遇や年収が今後どう推移していくか注目されます。

〈〈「猫がいるくらしとお金」についてもっと知りたい方はこちら〉〉

参考資料