海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、エジプトで動物保護活動を行う団体「Paws and Claws Animal Welfare Society, Inc.」さんのInstagramアカウント「@pawsandclawsanimalwelfare」の投稿。

ひき逃げ事故に遭い、命に関わる重傷を負った子猫が、懸命な治療と手術を乗り越えて少しずつ回復していく様子を動画で紹介しています。

執筆時点で7万3000回再生、約3000件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬猫の入手経路や経費の現状についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【ひき逃げ事故】傷だらけの体で助けを求めた子猫

海外のSNSで話題になっているのは、ひき逃げ事故に遭い、命の危機にあった子猫が懸命に生きようとする姿です。保護された子猫の名前は「Ethan(イーサン)」。

イーサンは車にはねられた後、そのまま路上に放置されていたといいます。複数の骨折を負い、出血しながらも、安全な場所を求めて必死に体を引きずり、近くの屋台の下へ向かいました。

しかし投稿者によると、屋台の店主にほうきで追い払われてしまったそう。

その様子を見過ごせなかった通行人がレスキューへ連絡したことで、イーサンはようやく保護されました。

2. 【24時間体制の治療】少しずつ回復していくイーサン

イーサンはそのままICU(集中治療室)で治療を受けることになりました。

検査の結果、複数箇所の骨折に加え、肺を圧迫する重度の横隔膜ヘルニア、さらに低体温症も判明しました。

体力が著しく低下していたため、必要な手術をすぐに受けられないほど危険な状態だったそうです。

獣医師たちは24時間体制で治療を続け、まずは命をつなぐため容体の安定化に全力を尽くしました。

点滴や体を温める処置などが行われ、イーサンが手術に耐えられる状態まで回復できるよう、懸命な治療が続けられたのでした。

懸命な治療の末、イーサンは無事に手術を乗り越えることができました。投稿者は、「初めて希望が見えてきた」と、その喜びを伝えています。

さらに、手術後には自分の力で食事をとれるようになりました。

過酷な状況を乗り越えてきたイーサンが、自らごはんを口にする姿は、まるで奇跡のようだったといいます。

3. 【多くの支えに包まれて】未来へ歩み続けるイーサン

現在も酸素療法や点滴、目の治療などが続けられており、予断を許さない状況です。

それでも、投稿者は「長く暗いトンネルの先に、ようやく小さな光が見え始めた」と近況を報告していました。

コメント欄には、

  • 「回復し続けることを祈っています」
  • 「イーサンは本当に強い小さな男の子」

など、イーサンの生命力に励まされたという声や、懸命に治療を続けるスタッフへの感謝の声が数多く寄せられています。

ひき逃げ事故に遭い、助けを求めながらも追い払われてしまったイーサン。しかし、多くの人の優しさと懸命な治療によって、その小さな命は確かに未来へとつながりました。

一刻も早く、イーサンが穏やかな日々を取り戻し、元気な姿を見せてくれることを願わずにはいられません。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

4. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

獣医師の平均年収は680万5000円5/5

獣医師の平均年収は680万5000円

Lee Charlie/shutterstock.com

レスキューされた動物の病気やけがを治療したり、避妊・去勢手術といった医療措置をおこなうのが獣医師や動物看護といった動物医療専門職です。

ここでは、動物たちの命を救い、守るために大切な役割を担う彼らのお金事情について紹介します。

厚生労働省が、「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元に公表している就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円。平均年齢は38.7歳。

また、動物看護の仕事に従事している人の平均年収は351万9000円、平均年齢は38歳という結果になっています。

命を預かるハードな業務内容に対し、給与や労務環境の整備が課題となる側面もあるのが実情です。

日本動物看護職協会が2020年7月1日に公表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」によると「現在の給料に満足していますか?」という質問に対して、「満足」と答えた人の割合が7.8%なのに対し、「不満」が35.1%、「非常に不満」が19.4%と過半数の人が現状に満足していないと回答しました。

一方で、2022年には「愛玩動物看護師」が国家資格化され、現場での役割はさらに重要性を増しています。

社会的ニーズが高まる中、動物医療を支える専門職の待遇や年収が今後どう推移していくか注目されます。

〈〈「猫がいるくらしとお金」についてもっと知りたい方はこちら〉〉

参考資料