2. 【小さな変化を積み重ねて】回復へ歩み始めたルナ
ルナは動物病院へ搬送され、すぐに検査と治療が始まりました。
検査の結果、複数箇所の骨折に加え、傷口から感染症を起こす危険も高まっていることが判明。医師たちは容体を安定させながら、骨折した部位を固定するための手術や治療を慎重に進めていきました。
その夜、痛み止めが効き始めると、ルナの呼吸は少しずつ落ち着きを取り戻していったそうです。温かい毛布に包まれたルナは、けがをして以来初めて安心したような表情を見せ、静かに眠りにつきました。
治療が始まって数日後、ルナは少しずつ食事を口にできるようになりました。痛みに耐えながらも、一口、また一口とごはんを食べる姿からは、生きようとする強い意志が感じられます。
その後は、レントゲンで骨の状態を確認しながら慎重にリハビリを開始。最初はほんのわずかな動きしかできませんでしたが、やがて震えることなく頭を持ち上げられるようになったそうです。
やがて自分の力で体を動かそうとする姿も見られるようになり、けがをした足が動いた瞬間には、スタッフたちも回復への確かな手応えを感じたといいます。

