ビジネスパーソンのキャリアや家計の収支計画を設計する上で、一つの標準的な基準(中盤のゴール)として強く意識される「年収400万円」のライン。
メディアの経済特集や各種転職市場の求人データにおいても、日本人の平均年収レンジである400万円台の給与水準は、暮らしの安定度を測る重要な物差しとして取り上げられます。
国税庁が発表した「令和6年分民間給与実態統計調査」の結果によると、日本における給与所得者の平均給与は477.5万円という結果でした。
男女別にその内訳を見てみると、男性の平均は586.7万円、女性の平均は333.2万円となっており、男性の給与水準が全体平均を大きく上回っていることが分かります。
今回の記事では、特に男性の給与データにスポットを当て、一つの節目となる「年収400万円」に関する現在の実態を詳しく紐解いていきます。
1. この記事の3つのポイント
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男性の給与所得者において一定水準以上の年収を達成している人の割合は、勤務先の業種や会社の規模、就労形態によって幅が存在する。 -
年齢を重ねるにつれて平均給与はゆるやかに上昇する傾向が見られるが、特定の年代をピークとしてその後は下降へ転じるため、長期的な視点での家計管理が必要となる。 -
業種による平均給与の格差は数倍に及ぶこともあり、額面収入の推移だけでなく手取り収入の割合を見極めながら生活の損益分岐点を維持することが重要である。
2. 男性で「年収400万円超」を達成している人の割合は?
給与階級別のデータを男性に絞って確認してみると、年収400万円超に達している人の割合は67.8%にのぼります。
男女を合わせた全体の数値である52.0%と比較しても、男性の割合はこれを上回る形です。
その一方で、女性において年収400万円超の割合は31.0%にとどまっており、同じ年収の基準であっても性別による到達率には未だ大きな開きが見られます。

