3. 年齢を重ねると男性の給与はどのように推移していくか

男性の年齢層に注目して平均給与の動きを追いかけていくと、年齢の上昇に伴って右肩上がりに増えていく傾向がはっきりと確認できます。

具体的には、25〜29歳時点の平均給与は437.6万円ですが、30〜34歳になると511.6万円、40〜44歳で629.5万円、50〜54歳で708.5万円と順調に伸びていき、55〜59歳で最高値となる734.6万円に到達します。

この50代後半を迎える頃に、男性の平均給与は400万円を大きく超える高い水準へと達します。

しかしながら、役職定年や定年退職といった節目を迎える60〜64歳になると、604.4万円へと一気に減少する点には注意が必要です。

対する女性の動きを見てみると、25〜29歳の370.1万円から始まり、最も高くなる45〜49歳の368.6万円に至るまで、概ね350〜370万円台を維持する横ばいの推移をたどります。

男性のように50代にかけて給与が大きく跳ね上がるような傾向は見られません。

4. 選ぶ業界でこれほど違う!業種別の平均給与格差

業種別平均給与ランキング4/4

業種別平均給与ランキング

出所:国税庁長官官房企画課「令和6年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-令和7年9月」をもとにLIMO編集部作成

目標として年収400万円超を意識する場合、どのような「業種」を選択するかは極めて重い意味を持ちます。実際に、平均給与が最も高い業界と最も低い業界の間には、およそ553.1万円もの開きが生じているのです。

調査対象となった全14業種の中で、平均給与の高さで上位を占めるトップ3の顔ぶれは次のようになっています。

  • 1位:電気・ガス・熱供給・水道業(832.4万円)
  • 2位:金融業・保険業(702.3万円)
  • 3位:情報通信業(659.5万円)

さらに男性のみのデータに絞り込むと、金融業・保険業が898.1万円、電気・ガス・熱供給・水道業が878.5万円を記録しており、いずれも900万円に迫る高水準を見せています。

その一方で、平均給与の面で下位に位置するワースト3の業種は以下の通りです。

  • 12位:サービス業(389.1万円)
  • 13位:農林水産・鉱業(347.9万円)
  • 14位:宿泊業・飲食サービス業(279.3万円)

今現在自分が身を置いているセクターや、今後キャリアチェンジを見据えて目指す業界がどこに該当するかによって、年収400万円超をクリアする難易度は大きく左右されると言えるでしょう。