僕はよく周囲の人に「なかなか奥さんにかなわないんだよね~」と言うのですが、年上の男性に『女性に家事を任せてばかりはダメだ』と諭されることが多くあります。

「でも、なかなか女性ほどできなくないですか?」と言うのですが、『そういう思い込みが良くない』『女性はやっているんだから』と言われるのです。

おむつ替えだってするし、家事も一通りやるんだそう。「すごいですね~」と言ったら、『すごくなんてないよ、当然のことだから』とのことでした。

でも僕は思うんですよね。「あんた本当にやってんのかよ」と。

よく調査結果とかで「どこそこの県の男性は家事や育児をする」みたいな記事やニュースを見かけますが、「あなたは家事をしますか?」とか男性自身に聞いていることも多々あります。
それって、ただの「家事・育児を自画自賛する人ランキング」になっているだけではないでしょうか。

基本的に僕を含め、夫は自分で大してやっていないのに「やっている」と思いがちです。
そもそも、なぜ男性は家事や育児をしないケースが多いのでしょうか。妻と一緒に話してみました。

夫は出産直後から意識に差をつけられる

女性は子どもを出産した時に授乳という形で子どもと関わり、産婦人科でつきっきりで過ごします。僕はその期間に妻と育児への意識について、大きな差が生まれてしまったように感じました。

ここで夫は開き直って「育児は妻じゃなきゃわからない」とならずに、「これから妻との意識の差を埋めていけるように頑張ろう」と思わなければならないのかなと思います。

妻にどう思うか聞いてみると、「産婦人科の段階から妻が一人で授乳の事とかで悩んでて、あなたは『大変だねえ』って他人事なイメージだよ」と言われました。確かに、そうだったかも。
育児の問題を共有し、一緒に自分ゴトとして考えていくクセをつけるのが重要だと感じました。それはいつから始めても遅すぎることはないはずです。

さらに妻からは「というか、それ育児限定の話だよね?家事は関係なくない?」とのこと。確かに。他に理由を考えてみましょう。

夫は忙しく、家にいる時間が短い