4. 【2026年8月から】高額療養費制度の上限額が引き上げに
75歳以上の医療費負担を考えるうえで、確認しておきたいのが高額療養費制度の見直しです。高額療養費制度とは、1カ月に支払う医療費の自己負担額が一定の上限を超えた場合に、超えた分が払い戻される仕組みです。
2026年8月からは、高額療養費の月ごとの自己負担上限が見直されます。75歳以上の人にとって特に影響が出やすいのは、外来診療の自己負担上限です。
たとえば、70歳以上の一般所得者等について、現在の外来における自己負担上限額は月1万8000円です。2026年8月以降は、月2万2000円に引き上げられる予定です。75歳以上では、原則1割負担の人に加え、一定以上所得がある2割負担の人もこの区分に含まれます。
一方で、外来の年間上限は21万6000円に設定されるため、通院が長く続く人の外来負担が際限なく増えないよう配慮されています。
また、75歳以上でも現役並み所得に該当し、3割負担となる人は、医療費の月額上限が所得に応じて変わります。
2027年8月からは、所得区分がさらに細かく分けられる予定です。年金収入だけでなく、給与収入や不動産所得などがある人は、自分がどの区分に当てはまるかを確認しておくことが大切です。
