3. 【中間管理職】やりがいはある一方、業務負荷の重さも課題に
中間管理職は、部下の育成や上層部との調整、チーム全体の成果管理など、多くの役割を担う立場です。
責任の重さから負担を感じやすい一方で、管理職の仕事にやりがいを見出している人も少なくありません。
リクルートマネジメントソリューションズ「管理職のあり方に関する実態調査」によると、現在管理職である人に「今後も管理職を続けたいか」と尋ねたところ、「続けたい」「どちらかといえば続けたい」を合わせて約6割が、今後も管理職として働く意向を示しました。
管理職を続けたい理由として多かったのは、「やりがい」に関する回答です。
部下の成長を支えられることや、組織の成果に関われることが、管理職を続ける意欲につながっていると考えられます。
また、自分に管理職の仕事が合っていると感じる「適性・向き不向き」や、一定の判断を任される「権限・裁量」も理由として挙げられました。
一方で、管理職を続けたくない理由では「業務負荷」が多くみられます。
同調査では、「勤務時間外に電話・メールなどで仕事関係の連絡をとる」と回答した割合が、一般社員の41.0%に対し、管理職では56.4%でした。
さらに、管理職では「勤務時間外に仕事をする」が48.4%、「本来は仕事が休みの日に仕事をする」が38.8%となっています。
管理職は、非役職者より収入が高くなりやすい立場です。
ただし、給与が上がる一方で、業務量や時間外対応が増えやすい点には注意が必要でしょう。
4. まとめにかえて
2026年夏のボーナスは、前年より増加を見込む企業が4割弱となり、正社員1人当たりの平均支給額も前年を上回りました。
ただし、企業規模や業績によって差があるため、ボーナスを毎年同じように受け取れるとは限りません。
固定給を高める方法のひとつに、係長・課長・部長といった役職に就くことがあります。実際に、役職が上がるほど平均賃金は高くなる傾向があり、年収面でも非役職者との差は大きくなります。
一方で、管理職は収入面のメリットだけでなく、業務負荷や時間外対応の増加といった課題も抱えやすい立場です。
キャリアを考える際は、給与だけでなく、やりがいや働き方、自分に合った役割かどうかも含めて判断していきましょう。
参考資料
- 帝国データバンク「2026年夏季賞与の動向アンケート」
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 役職別」
- 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
- リクルートマネジメントソリューションズ「管理職のあり方に関する実態調査」
加藤 聖人

