2026年6月12日に開幕した「2026 FIFAワールドカップ(以下、W杯)」も、いよいよ残り4試合。ベスト4が出揃い、佳境を迎えています。

本記事では、地上波で見ることができる「準決勝以降の試合(7月14日以降)」のスケジュールを紹介します。記事後半では、過去最高を記録したFIFA収入の内訳と要因も解説します。

1. ベスト4に勝ち残っている国はどこ?

ベスト4に勝ち残っている国と最新のFIFA世界ランキングは以下の通りです。

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出所:FIFA

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  • フランス(1位)
  • スペイン(3位)
  • イングランド(4位)
  • アルゼンチン(2位)

過去最多となる48カ国が本戦に出場した今回のW杯ですが、ベスト4の顔ぶれはFIFAランキングの上位4チームが占める順当なものになりました。

フランスはキリアン・エムバペがここまで8ゴール3アシストを記録するなど、期待通りの活躍を見せています。チーム全体のレベルも極めて高く、ここまで全勝、決勝トーナメントでは無失点という安定感を示しています。

攻守のバランスがすぐれたチームであるスペインも、決勝トーナメントの失点数はここまでわずか1点。ラミン・ヤマルを中心とした若手が躍動しており、試合を重ねるごとに完成度を高めてきています。

イングランドは接戦が多いものの、圧倒的な勝負強さで劇的な勝利を収めて、ベスト4に上り詰めました。キャプテンであるハリー・ケイン以外にもタレント揃いで、1966年以来となるW杯制覇に勢いを強めています。

前回王者のアルゼンチンは、39歳を迎えるリオネル・メッシがいまだに世界最高峰のストライカーであることを、グループステージから証明し続けています。今回で本当にラストとされるW杯の舞台で有終の美を飾ることができるかは、大会でもっとも注目されているトピックのひとつといえるでしょう。

2. 【準決勝以降】地上波の放送スケジュール

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Gorodenkoff/shutterstock.com

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地上波では決勝トーナメントでもグループステージ同様に、NHK・日本テレビ系列・フジテレビ系列が放送を行っています。準決勝以降は日本テレビ系列で1試合のみ中継し、その他の試合はNHK総合です。

2.1 【準決勝】

  • 7月15日(水)フランス vs スペイン 4:00~ 準決勝(日本テレビ系列)
  • 7月16日(木)イングランド vs アルゼンチン 4:00〜 準決勝(NHK総合)

2.2 【3位決定戦】

  • 7月19日(日)【フランス vs スペインの敗者】vs【イングランド vs アルゼンチンの敗者】6:00〜 3位決定戦(NHK総合)

2.3 【決勝】

  • 7月20日(月)【フランス vs スペインの勝者】vs【イングランド vs アルゼンチンの勝者】4:00〜 決勝(NHK総合)

NHK総合でリアルタイムで放送されている試合に関しては、「NHK ONE」でも配信されています。試合が行われる時間帯にテレビで視聴できる環境にない人は、スマートフォンからアプリ経由で楽しむのもありでしょう。

いずれも日本時間では早朝の試合となりますが、3位決定戦と決勝は日曜日と祝日なので、暦通りに休みがとれる方であれば、平日よりは視聴ハードルは低いかもしれません。

3. FIFAの2026年北中米大会の収入は前大会の約1.5倍!

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hxdbzxy/shutterstock.com

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国際サッカー連盟(FIFA)が発表している財務データによると、2026年北中米大会に向けた4年サイクル(2023~2026年)の総収入は約130億ドルに達する見込みです。

さらに、大会が開催される2026年単年の総収入予算だけでも、史上最高となる89億1100万ドルを記録。これは2022年カタール大会(単年実績:57億6900万ドル)の約1.5倍に相当します。

収入の内訳は以下の通りです。

  • テレビ放映権/2022年カタール大会:29億5800万ドル→2026年北米大会年:約39億2500万ドル(約1.3倍)
  • チケット&ホスピタリティ/2022年カタール大会:9億2900万ドル→2026年北米大会年:約30億1700万ドル(約3.2倍)
  • マーケティング権利(スポンサー)/2022年カタール大会:14億2400万ドル→2026年北米大会年:約17億8600万ドル(約1.3倍)
  • ライセンス権利/2022年カタール大会:2億7000万ドル→2026年北米大会年:約1億1100万ドル(約0.4倍)
  • その他収入・所得/2022年カタール大会:1億8600万ドル→2026年北米大会年:約7200万ドル(約0.4倍)

※2022年は確定実績値、2026年は予算案の数値

一部減少している項目もありますが、テレビ放映権やスポンサー料といった主要ビジネスが順調に拡大しており、なかでも「チケット&ホスピタリティ」は約3.2倍と驚異的な跳ね上がりを見せています。

この背景には、北米のスタジアムが巨大なキャパシティを持つことに加え、1試合あたりのチケット単価が高く設定されていることがあります。

さらに、富裕層向けの「高級ホスピタリティパッケージ(高級ラウンジや食事付きのVIP席)」の需要が桁違いであることも、過去最大の収入を牽引する要因です。

また、今大会から出場チーム数が32カ国から48カ国へ、試合数も64試合から104試合へと大幅に増加したことも、全体の収入を大きく押し上げています。

一方で、こうした収入を重視する姿勢(商業主義)の弊害として、超過密日程による選手への負担増や、一般サポーターの経済的排除といった深刻な問題も表面化しています。特に高額すぎるチケット代は現地ファンの怒りを買っており、本来は非営利団体であるはずのFIFAのあり方については、今後も強い議論が続くことになりそうです。

参考資料

LIMOスポーツ部