4. 【贈与税】申告納税4215億円!暦年課税が減少しても贈与税総額が28.7%も大幅増加
一方、贈与税の状況を見てみると、令和7年分の申告では暦年課税を適用した申告人員は39.1万人と前年より減少しました。しかし、その一方で申告納税額は4215億円(前年比28.7%増)と大幅に増加しています。資産の一部を早期に次世代へ移転する動きのなかで、1人あたりの贈与規模や評価額が大きくなっていることが推測されます。
5. まとめにかえて
本日発表された令和8年分の路線価は、都市部を中心に地価の上昇基調が継続していることを強く印象付ける結果となりました。最高額となった銀座中央通りの5336万円をはじめ、主要都市の多くで資産価値の上昇が確認されています。
地価の上昇は喜ばしい反面、相続税や贈与税の課税対象リスクや負担額の増加に直結するため、一般家庭であっても事前の備えが欠かせません。この機会に国税庁のウェブサイト等でご自身の土地の路線価を確認し、将来に向けた資産シミュレーションを始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 国税庁「令和8年分の路線価等について」
- 国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」
- 国税庁「路線価図の説明」
- 国税庁「路線価図・評価倍率表」
- 国税庁「令和7年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について(報道発表資料)」
- 国税庁「令和6年分相続税の申告事績の概要(報道発表資料)」
村岸 理美
