2. 【1平米あたり千円単位】路線価図の正しい見方と「知っておくと便利」倍率方式
路線価図は、相続税や贈与税を申告する際に、土地などの価額を時価により評価するための基準として役立ちます。納税者が自分で時価を正確に把握するのは難しいため、申告の便宜と課税の公平性を図る目的で毎年公開されています。
また、国税庁のウェブサイトでは、日本地図から対象の都道府県を選ぶだけで、誰でも簡単に最新の路線価図を閲覧できます。そもそも路線価図とは、道路に面した標準的な宅地1平方メートル当たりの価額を千円単位で表示した地図のことです。
2.1 【借地権はA〜Gで判定】自分でできる我が家の資産価値シミュレーション
実際の図に書かれた「215D」といった数字とアルファベットを見れば、土地の評価額と借地権割合が一目で把握できます。たとえば「215」は1平方メートルあたり21万5000円を意味し、続く「D」は借地権割合が60%であることを示しています。
この「A〜G」の記号を押さえておくことで、所有地だけでなく借地や貸地を正しく評価する際にも非常に役立ちます。なお、路線価が定められていない「倍率地域」にあたる場合は、固定資産税評価額に一定の倍率を乗じて評価額を算出します。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)