自ら勉強する子供、決して大多数ではありませんが、親がたいていおおらかでのびのびとした子育てをしているように見えます。そして、親が勉強好きである場合が多いです。そのような親は、本を読んだりニュースを見たりして見聞を広めているのが習慣になっています。そして、その姿を見て育っているから子供も自然に勉強するようになるのでしょう。

逆にこのような保護者もいました。子供に勉強させようとして横についたけど、子供が勉強を終えるのを待っている間何をしたらいいかわからず、いけないと思いながらテレビをつけてしまったとのことです。これでは子供のやる気は出せないでしょう。このような時こそ、読書をする、新聞を読む、など親が勉強する姿勢を見せてもいいでしょう。結局、子供は親のいうことは聞かないが、親のすることをしているような気がします。

どうすれば子供は勉強するようになるのかという疑問へのはっきりとした答えはありませんが、勉強する環境を整えるためにやってはいけない「NGアクション」がいくつかあります。そのうちのひとつが「勉強しなさい」といってしまうことではないかと思うのです。あれこれやってみようと思うのではなく、まずはこの言葉をグッとこらえることから始めてみてもいいのではないでしょうか。

久枝 壮一郎