先ほども述べましたが、子供は親のいうことは聞きません。ゲームばかりしている子に「ゲームをやめなさい」といっても止まらないでしょう。「ゲームをやめなさい」といわれたらますます止まらなくなるし、「勉強をしなさい」といわれるとますますしたくなくなるのが子供の心理ではないでしょうか。
ここは逆の発想で、ゲームが止まらない子に「もっとやれ」といってみてもいいかもしれません。それも中途半端ではなく心の奥底からゲームをする我が子を応援してみては。寝る間を惜しんでやれ、勉強なんかやらずにゲームやれ、といってみると、かえって子供は気持ちが冷めてしまうかもしれません。
昔の教え子に次のような子がいました。勉強好きでよく勉強できる生徒だったのですが、親には「勉強するな」「電気代もったいないから早く寝ろ」とよくいわれたそうです。その子によると、そういわれるとかえって「勉強してやろう」と思ったとのことです。
「勉強するな」というには勇気がいります。だけど、同じことを続けていても効果がないなら試す価値はあるかもしれません。