2. 2026年度「年金生活者支援給付金」の支給額はいくら?4月からの改定内容を解説
年金生活者支援給付金は、年金やその他の所得が一定の基準を下回る方を経済的に支援するため、2019年から始まった制度です。
この給付金は2カ月分がまとめて、公的年金に上乗せする形で支給されます。
給付金は、受給している年金の種類によって、以下の3つに分類されます。
- 老齢年金を受給している方向けの「老齢年金生活者支援給付金」
- 障害年金を受給している方向けの「障害年金生活者支援給付金」
- 遺族年金を受給している方向けの「遺族年金生活者支援給付金」
2026年度における年金生活者支援給付金の額は、物価変動などを反映し、前年度と比較して3.2%の引き上げとなりました。
- 老齢年金生活者支援給付金の基準額(月額):5620円
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級は7025円、2級は5620円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円
このうち老齢年金生活者支援給付金については、基準額を基に保険料を納めた期間などに応じて、個々の支給額が計算されます。
ここに記載されている金額はすべて月額です。
実際の支給は2カ月分がまとめて行われます。
もし基準額を満額受け取る場合、1回の支給で約1万1000円、年間では約6万7000円が上乗せされる計算になります。
また、厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、2025年3月時点での平均給付月額(※)は、老齢年金生活者支援給付金で4146円、障害年金生活者支援給付金で5727円、遺族年金生活者支援給付金で5228円という実績でした。
※2025年3月時点で認定されていた方の平均給付月額です。
3. 改定後の給付金はいつから支給?知っておきたい「反映タイミング」の仕組み
年金生活者支援給付金の基準額は、公的年金額の改定にあわせて見直されます。
しかし、改定後の新しい金額が実際に支給に反映されるのは、6月の支給分からです。
この給付金も公的年金と同じく2カ月分がまとめて支給されるため、4月に受け取る分(2月・3月分)には、まだ改定前の基準額が適用されています。
ですから、「4月から増額」と案内されても、すぐに増額分が支給されるわけではないという点を理解しておく必要があります。
6月に支給された4月・5月分で、初めて改定後の新しい金額が反映される仕組みです。
支給額を確認する際は、それがどの期間の分なのかをあわせて把握しておくことが大切です。
ご自身が実際に受け取る改定後の給付額については、毎年6月に日本年金機構から送られてくる「年金生活者支援給付金 振込通知書」で確認ができます。
この通知書には、6月から翌年4月までの各支給タイミングでの金額が明記されているため、今後の家計を管理する上での参考資料としても役立ちます。

