4. まとめ
年収700万円を達成したとしても、住民税や所得税、社会保険料の合計で約177万円もの金額が差し引かれることになります。
結果として、実際に手元に残る金額は額面の75%程度にとどまるのが厳しい現実です。
「苦労して給与を上げても、引かれるお金が多くて実感が湧かない」という方は、国が用意している税制上の優遇措置を上手にとり入れ、手取り額を底上げするアプローチを検討してみましょう。
- iDeCo(個人型確定拠出年金):拠出する掛け金の全額が所得控除の対象となり、所得税や住民税の負担を軽減できます。ただし、原則として60歳に達するまで資金を引き出すことができない長期的な運用となるため、事前に制度の仕組みを十分に理解しておくことが大切です。
- ふるさと納税:自治体への寄附額のうち、2000円を超える部分が所得税や住民税から差し引かれます。さらに、地域の特産品などの返礼品を受け取ることができる点も魅力的なメリットです。
- NISA:投資によって得られた分配金や売却益が非課税になる利点があります。つみたて投資枠などを利用した長期・分散投資は、効率的な資産形成の手法として、収入アップを補完する役割が期待されています。
額面を増やす努力に加え、賢い節税や資産運用を並行して行うことが、実質的な手取りを増やすための効果的な方法です。ご自身のライフプランに合わせた最適な手段を見つけてみてください。
5. 出典・参考サイト
和田 直子