4. 2026年3月末時点、家計の金融資産は過去最高水準に

いかがでしたでしょうか。今回は、銀行の元投資教育担当であった筆者が、新NISAやiDeCoをはじめる前に、「気付いておけばよかった」と後悔しがちなことをご紹介しました。

冒頭でご紹介した2026年3月末時点における家計の金融資産残高ですが、全体で過去最高の2386兆円に到達しました。その具体的な内訳は以下の通りです。※一部抜粋

  • 現金・預金: 1126兆円(全体の約半分を占める根強いベース)
  • 株式等: 398兆円(歴史的な株高の恩恵をダイレクトに受けて大きく増加)
  • 投資信託: 165兆円(新NISAなどの追い風を受けて存在感が急上昇)

ここで注目したいのは、資産残高全体が前年比で+7.1%伸びる中、「株式等」が前年比+28.6%、「投資信託」が同+25.7%という驚異的な伸び率を記録している点です。資産の半分近くを占める預金口座から「投資」へと資金がシフトしている傾向が読み取れます。

このような変化の中で、「投資をしなくては」と焦ってしまうあまり、制度への理解不足のままスタートしてしまう人も多いように感じます。

一度、我が家の家計全体の資産設計を検討した上で、必要に応じて制度を活用していくことが大切です。

参考資料

三石 由佳