3. まとめにかえて

老齢年金以外にも、再就職手当や年金生活者支援給付金など、シニアが受け取れる公的給付は複数あります。共通するのは「申請しなければ受け取れない」という点です。

使える給付を取りこぼさず受け取り、あわせて生活費を2~3%削る。この「もらう」と「削る」の両面から、長い老後の家計を守っていきたいところです。

4. 【監修者のコメント】この記事の総括とこれからの実務上の注意点

齊藤 慧

日本の公的制度の多くは、ご自身で申請のアクションを起こさない限り、自動的に振り込まれることはありません。まずはご自身の状況が対象になっていないか、一度立ち止まって確認する習慣をつけてください。

また、もらえるお金を確保すると同時に、支出をスリム化する視点も不可欠です。給付金などをあてにして生活水準を上げるのではなく、日常の基本となる生活費は確実な年金手取りの枠内に収めておくこと。この堅実なバランス感覚こそが、先の見えないインフレ時代において、家計に揺るがない安心をもたらす防衛策となります。

参考資料

柴田 充輝