3. 【働き方別・5つの年金モデル】「専業主婦」や「長く働く女性」65歳以降の受給めやすは?
今のシニア世代の現実を踏まえたうえで、現役世代の将来の年金はどうなるのでしょうか。
厚生労働省が公表した「多様なライフコースに応じた年金額(概算)」から、より現実に近い5つの働き方パターンの受給目安を見てみましょう。
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【パターン1】会社員経験が長い男性(厚生年金が中心)
- 想定:平均年収約610万円で約40年間就業
- 年金月額の目安:17万6793円
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【パターン2】自営業・フリーランスの男性(国民年金が中心)
- 想定:厚生年金加入が約7年と短く、大部分が国民年金
- 年金月額の目安:6万3513円
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【パターン3】キャリアを重ねた女性(厚生年金が中心)
- 想定:平均年収約427万円で33年間就業
- 年金月額の目安:13万4640円
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【パターン4】自営業として働いた女性(国民年金が中心)
- 想定:厚生年金加入が約6年と短い
- 年金月額の目安:6万1771円
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【パターン5】専業主婦の期間が長い女性(第3号被保険者が中心)
- 想定:扶養内でパートタイマーとして長く働いた
- 年金月額の目安:7万8249円
同じ期間働いたとしても、厚生年金に長く加入していたかどうかで、将来の受給額に月10万円以上の差が生まれる可能性があります。
とくにパターン2・4・5に該当する方は、公的年金だけでゆとりある生活を送るのは厳しいため、他の収入源の確保がより重要になってきます。
4. まとめにかえて
年金受給額の実態や将来のモデルケースを見ると、現役時代の働き方が老後の収入に直結することがわかります。
「年金だけで生活できるだろうか」と不安に感じる方は、まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の年金見込額を早いうちに確認しておくことが第一歩です。
将来の収入目安を把握したうえで、不足分を補うための計画的な資産形成に現役時代から取り組んでいきましょう。
参考資料
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。学参系編集プロダクションなどで校閲・編集・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)
監修者
LIMO編集部年金解説班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
LIMO編集部年金解説班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2026年6月17日)