1. 雇用形態による給与格差―正社員とそれ以外の明らかな違い

先ほど挙げた477.5万円という金額は、正規雇用と非正規雇用のすべてを合算した全体の平均値です。これを雇用形態ごとに切り分けて見ていくと、両者の間には極めて大きな隔たりがあることが浮き彫りになります。

具体的には、正社員の平均給与が544.9万円に達しているのに対し、パートやアルバイトといった正社員以外の平均給与は206.3万円にとどまります。この差額は338.6万円という大きなものになっています。

さらに、この雇用形態の違いによる格差は男女別に見ても同様です。正社員の場合、男性は608.6万円、女性は429.9万円。これに対して正社員以外では、男性が271.1万円、女性が174.1万円となっています。このように、どのような雇用形態を選ぶか、そして性別がどちらであるかという二つの要素が、個人の収入水準を大きく左右していることが分かります。