5. FIFAの2026年北中米大会の収入は前大会の約1.5倍!
国際サッカー連盟(FIFA)が発表している財務データによると、2026年北中米大会に向けた4年サイクル(2023~2026年)の総収入は約130億ドルに達する見込みです。
さらに、大会が開催される2026年単年の総収入予算だけでも、史上最高となる89億1100万ドルを記録。これは2022年カタール大会(単年実績:57億6900万ドル)の約1.5倍に相当します。
収入の内訳は以下の通りです。
- テレビ放映権/2022年カタール大会:29億5800万ドル→2026年北米大会年:約39億2500万ドル(約1.3倍)
- チケット&ホスピタリティ/2022年カタール大会:9億2900万ドル→2026年北米大会年:約30億1700万ドル(約3.2倍)
- マーケティング権利(スポンサー)/2022年カタール大会:14億2400万ドル→2026年北米大会年:約17億8600万ドル(約1.3倍)
- ライセンス権利/2022年カタール大会:2億7000万ドル→2026年北米大会年:約1億1100万ドル(約0.4倍)
- その他収入・所得/2022年カタール大会:1億8600万ドル→2026年北米大会年:約7200万ドル(約0.4倍)
※2022年は確定実績値、2026年は予算案の数値
一部減少している項目もありますが、テレビ放映権やスポンサー料といった主要ビジネスが順調に拡大しており、なかでも「チケット&ホスピタリティ」は約3.2倍と驚異的な跳ね上がりを見せています。
この背景には、北米のスタジアムが巨大なキャパシティを持つことに加え、1試合あたりのチケット単価が高く設定されていることがあります。
さらに、富裕層向けの「高級ホスピタリティパッケージ(高級ラウンジや食事付きのVIP席)」の需要が桁違いであることも、過去最大の収入を牽引する要因です。
また、今大会から出場チーム数が32カ国から48カ国へ、試合数も64試合から104試合へと大幅に増加したことも、全体の収入を大きく押し上げています。
一方で、こうした収入を重視する姿勢(商業主義)の弊害として、超過密日程による選手への負担増や、一般サポーターの経済的排除といった深刻な問題も表面化しています。特に高額すぎるチケット代は現地ファンの怒りを買っており、本来は非営利団体であるはずのFIFAのあり方については、今後も強い議論が続くことになりそうです。
参考資料
- FIFAワールドカップ2026
- NHKリリース「今週開幕!「FIFA ワールドカップ 2026」 NHKでの放送について」
- 日本テレビ「FIFAワールドカップ2026放送予定」
- フジテレビ「FIFAワールドカップ2026特設ページ」
- 配信コンテンツ | DAZN Japan
- Inside FIFA:Financials
大蔵 大輔
