ある程度貯金に慣れてきたら、教育資金やマイホームの購入費用、老後資金といった大きな金額を貯めるスケジュールを立てましょう。そのためにも、最初にそれぞれの目標金額や貯金に取り組む期間を決めておきます。

マイホーム費用なら、頭金の目安といわれている「物件価格の2割」に加え、手数料や保険として「物件価格の1割」を用意しておきたいところ。つまり、4000万円の住宅を購入する場合、3割の1200万円が目標となります。まずはご自身がいくらの家を、何歳までに購入したいのかをイメージしてみまましょう。

教育資金に関しては、最もお金が必要な大学進学までに貯める設定をする人が多いでしょう。高いケースだと、私立の医学部を卒業するまで2000万円が必要になる可能性も。子どもの希望する進路に進ませてあげるためにも、余裕をもったスケジュールを立てておきましょう。

そして、長期にわたって貯金に取り組めるのが老後資金です。定年後までに用意しておくとすると、20~30年かけて貯める人が多いのでは。理想の生活基準を踏まえ、今のうちからいくら貯めておくべきなのかを計算しておくと安心ですよ。

まとめ

「いまの収入では貯金できない」と思っていると、いつまで経っても貯金を増やすことができません。たとえ年収が350万円ほどでも、金銭管理をして貯金のスケジュールを立てておけば、将来のためにしっかりと貯えられます。

収入に対する割合でペースを決めておけば、無理な節約をせずに貯金ができるはず。まずは小さな目標をクリアして、「自分もやればできるんだ」「もう少し頑張ってみよう」とモチベーションを高めてくださいね。

LIMO編集部