4. 財務指標の比較:最新決算データ
両社の業績と財務の健全性を比較してみましょう。
【営業収益(売上高)】
- イオン:10兆7,153億円(過去最高)
- セブン&アイ:10兆4,302億円
売上の規模感はイオンがリード。どちらも10兆円を超える超巨大企業です。
【営業利益(本業の儲け)】
- イオン:2,704億円(過去最高)
- セブン&アイ:4,229億円
本業で効率よく稼ぐ力は、セブン&アイが大きく優勢です。
【当期純利益(最終利益)】
- イオン:726億円
- セブン&アイ:2,927億円
【1株当たり当期純利益(EPS)】
- イオン:26.87円
- セブン&アイ:118.81円
1株あたりの「純利益」の面でも、セブン&アイが強さを見せています。
【自己資本比率(財務の安全性)】
- イオン:7.9%(※銀行などの金融事業を除いた場合は14.3%)
- セブン&アイ:39.6%
財務の健全性・安定感は、セブン&アイに軍配が上がります。
4.1 結論
規模のイオン:売上高(営業収益)は10.7兆円を超え過去最高。売上の規模感でリードしています
利益率・財務のセブン:利益額・EPSともに大きく、自己資本比率も高いため、効率よく稼ぐ力と財務の安定感が際立っています
5. どちらを選ぶかのポイントは「生活スタイル」次第
ここまで日本を代表する小売りの二大巨頭を比較してみました。
イオンが向いているのは、日々の生活費をダイレクトに浮かせたい実利派の方や、過去最高業績を叩き出す安定感を重視したい方でしょう。また、なんと言っても普段の生活圏(イオン、マックスバリュ、ウエルシアやツルハなどのドラッグストア)で頻繁にお買い物をする方はイオンが選択肢の候補に挙がるでしょう。
セブン&アイ・ホールディングスが向いているのは、「優待」よりも、持続的な増配を目指す「累進配当」の方針を魅力に感じる「配当派」でしょう。加えて世界展開するコンビニ事業の成長性に期待したいという向きや、とにかく財務の健全性・安定感が第一という方はセブン&アイに目を向けてみるのも一案です。
どちらの銘柄も株式分割によってグッと身近になりました 。ただし、株式投資には株価下落などのリスクも伴います。
優待の魅力だけでなく自己責任の原則をしっかり頭に置いたうえで 、ご自身のライフスタイルに合った銘柄選別を行ってください。
※免責事項
- この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
- 本記事の情報に基づいて生じたいかなる損害や損失についても、一切の責任を負いかねます。投資に関する最終的な判断は、最新の決算資料や市場動向をご自身で確認し、自己責任で行うようお願いします。
- 株主優待の内容や適用条件は変更されることがありますので、必ず企業の公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考資料
- イオン株式会社 2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年4月9日発表)
- イオン株式会社「その他株主優待制度等の決定に関するお知らせ」(2026年2月16日発表)
- イオン株式会社「グループ中期経営計画(2026年~2030年度)の策定について」(2026年5月11日発表)
- イオン株式会社 株主優待制度
- イオンエンターテイメント株式会社「オーナーズカードご優待特典改定に関するご案内」
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年4月9日発表)
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス「IR Day 2026 Spring」プレゼンテーション資料(2026年4月23日開催)
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス セブン&アイ・ホールディングスの株主になりませんか
