2. 年金:夫婦の平均は月約21万円だが「手取り」に注意

老後の最大の収入源である公的年金について、厚生労働省のデータ(令和6年度概況)で75〜79歳の平均受給額を見ると、厚生年金は約15万1000円、国民年金は約5万9000円となっています。

2.1 【75歳~79歳の平均年金月額】

  • 厚生年金保険(第1号):月額 15万1377円(国民年金部分の月額を含む)
  • 国民年金:月額 5万9346円
  • 夫婦の合計目安:月額 約21万円(夫が厚生年金、妻が国民年金を受給した場合の合算)

夫が厚生年金、妻が国民年金を受給する一般的な夫婦を想定すると、年金収入は合計で月約21万円が一つの目安となります。

ただし、老後の家計を考えるうえで最も重要なのは、「年金は額面どおりには受け取れない」という点です。

仕事を引退した後も、年金からは所得税や住民税のほか、後期高齢者医療保険料(月約1万円)や介護保険料(月約7000円)が天引きされます。

資金計画は、税金や社会保険料を差し引いた「手取り額」を基準に考える必要があります。