1. 生活費:毎月約2万7000円の赤字が発生

総務省の「家計調査(2025年)」によると、75歳以上の無職夫婦世帯の平均的な毎月の実収入は約25万2000円(うち社会保障給付が約21万1000円)です。

対して、実支出は約28万円となっており、毎月約2万7000円の赤字が生じています。

1.1 【75歳以上 後期高齢シニア夫婦】無職世帯:毎月の収入と支出

【75歳以上 後期高齢シニア夫婦】無職世帯の生活費1/3

【75歳以上 後期高齢シニア夫婦】無職世帯の生活費

出所:総務省「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」

支出の特徴として、持ち家率が96.0%と高く、住居費の負担が比較的軽い(約1万6000円)ことが挙げられます。

これは年金中心の暮らしを支える要因ですが、裏を返せば、これ以上生活費を切り詰める余地が少ないとも言えます。

さらに注意すべきは、この支出額はあくまで「日常生活費」であり、介護サービスの利用料や突発的な医療費などは十分に含まれていない点です。

将来これらの費用が発生した場合、赤字幅はさらに拡大する可能性があります。