4. シニアの生活意識「年金だけではゆとりがない」が87%以上|物価上昇による影響も

J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によれば、60歳代・70歳代のシニアの多くが「年金だけではゆとりがない」と感じていることがわかります。

60歳代・70歳代の年金受給者の生活意識4/6

60歳代・70歳代の年金受給者の生活意識

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

「ゆとりはないが日常生活費程度はまかなえる」「日常生活費程度もまかなうのが難しい」と答えた人の割合は、以下のとおりです。

  • 二人以上世帯・60歳代:87.1%
  • 二人以上世帯・70歳代:87.7%
  • 単身世帯・60歳代:91.4%
  • 単身世帯・70歳代:87.7%

どの年代においても、87%以上の人が「年金だけではゆとりがない」と感じています。

理由として挙げられているのは、物価上昇や医療費の負担増などです。

昨今では、年金生活への不安や家計の苦しさから、退職後にも働いて収入を得るという選択肢を持つ人が増加しています。

そのような中で、働き方や生き方の多様化に対応すべく、2025年には「年金制度改正法」が成立しました。

次章では、主な改正内容や働くシニアへの影響について解説します。