2. 30年後の資産額シミュレーションの前に設定来の実績を確認
シミュレーションの前提を理解するために、まずは両商品のこれまでの運用実績を見ていきましょう。
オルカンとS&P500に連動する投資信託は、設定来で大きく成長しています。
2026年6月2日時点の設定来騰落率を見ると、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))は+280.24%、S&P500(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))は+345.81%となっています。
とくにS&P500は、オルカンを上回る上昇率を記録しており、米国株式市場の力強い成長を反映した結果といえるでしょう。
ただし、これらはあくまで過去約8年間の実績です。
長期投資では、景気後退や株価急落などの局面も避けて通れません。
そのため、直近の高い成長率が今後30年間にわたって続くとは限りません。
オルカンは「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」、S&P500は「S&P500指数」への連動を目指して運用されています。
こうした指数は長期的に成長してきた実績がありますが、今後も設定来と同じペースで上昇し続けるとは限りません。
そのため、次章では将来の利回りを一定と仮定し、年率8〜9%を前提としてシミュレーションを行います。