1. 【比較】オルカンとS&P500の特徴を確認
まずは、オルカンとS&P500がどのような投資対象なのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.1 オルカンの特徴
オルカンは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称で、世界各国の株式へ幅広く投資する投資信託です。
現在は組み入れ比率の大きい米国市場の影響を受けやすい側面があります。
ただし、S&P500とは異なり、米国以外の先進国や新興国の株式も組み入れられているため、投資先を幅広く分散できる点が特徴です。
また、将来的に米国以外の国や地域の存在感が高まった場合には、その変化に合わせて投資比率が調整される仕組みとなっています。
1.2 S&P500の特徴
S&P500は、米国の主要な証券取引所に上場する大型企業500社で構成される株価指数です。
米国経済の成長による恩恵を受けやすい一方で、投資対象が米国企業に集中しているため、米国市場全体が大きく下落した場合には影響を受けやすい特徴があります。
また、円ベースで資産価値を考える場合は、為替相場の変動も無視できません。
現在のような円安局面では資産価値が押し上げられる一方、円高が進んだ場合には、株価が変わらなくても円換算の評価額が下がる可能性があります。
オルカンと比べると、米国経済や為替動向の影響をより強く受けるため、値動きの振れ幅は相対的に大きくなる傾向があります。
次章では、オルカンとS&P500に100万円を投資し、そのまま30年間運用した場合に資産額へどの程度の差が生まれるのかをシミュレーションしていきます。