2. 【2026年度の改定率】満額・モデル年金額を見る
2026年度の最終的な改定率は、次のとおりです。
- 国民年金(基礎年金):1.9%の引き上げ
- 厚生年金(報酬比例部分):2.0%の引き上げ
基礎年金部分と報酬比例部分で、引き上げ率がわずかに異なるのがポイントです。なお「報酬比例部分」とは、現役時代の報酬と加入期間に応じて決まる、厚生年金の上乗せ部分のことです。
具体的な金額は、生年月日によって2段階に分かれます。まず、老齢基礎年金(1人分・満額)の月額を見てみましょう。
- 昭和31年4月2日以後生まれの方:「月額7万608円」
- 昭和31年4月1日以前生まれの方:「月額7万408円」
次に、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的なケース(モデル年金額)です。
- 夫婦2人の老齢厚生年金を含む標準的な年金額(昭和31年4月2日以後生まれの場合):「月額23万7279円」
ここで一点、注意しておきたいことがあります。
このモデル年金額は、「平均的な収入で40年間働いた場合」を想定した標準的な一例にすぎません。実際に受け取る額は、加入していた期間や現役時代の報酬によって、一人ひとり大きく変わります。
「我が家はいくらだろう」と気になった方のために、調べ方は後ほどご案内します。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)