4. 【6月スタート】国民健康保険料の納期はどう設定されているか

国民健康保険料の納付スケジュールは自治体によって異なりますが、6月から翌年3月までの「10回払い」を採用しているところが多く見られます。

前年の所得が確定したあと、6月に当該年度の保険料額が決定し、納付書が郵送される流れです。

4.1 東京都杉並区の例(普通徴収)

  • 納期:6月から翌年3月までの「10回払い」
  • 第1期の納期限:6月末日(休日の場合は翌営業日)
  • 納付方法:口座振替、コンビニ、金融機関・郵便局・区役所窓口、スマホ決済アプリ、クレジットカード、インターネットバンキングなど
  • 納付書の郵送時期:6月

65歳から74歳までの方で一定の要件を満たす場合は、年金からの天引き(特別徴収)に切り替わるケースもあります。杉並区では10月以降、偶数月の年金支給日にあわせて徴収されます。

参考:杉並区「国民健康保険料の納期」

納付書が手元に届いたら、まずは「総額」と「各期の納期限」を確認してみてください。一括前納や口座振替に切り替えると、納め忘れの防止につながります。

会社を退職した直後の年は前年の所得が高く、保険料の負担感が大きくなりがちなので、生活費との兼ね合いを早めに整理しておきましょう。

5. 【まとめ】上限引き上げと納期スタート。今年度の通知書はしっかり確認を

2026年度は、国民健康保険料の年間上限額が「110万円」に引き上げられる方向で議論が進んでおり、5年間でおよそ「11万円」の上昇となります。

上限に到達する世帯は限られますが、現役世代から退職後の世代まで、保険料そのものの見直しは多くの加入者に影響する内容です。

そして6月は、自治体によっては「10回払い」の第1期がスタートする時期です。納付書が届いたら、医療分・支援金分・介護分の内訳と、各期の納期限を確認してみてはいかがでしょうか。

負担が大きいと感じたときは、減免制度や納付相談の窓口もあるため、ためらわずにお住まいの市区町村の保険年金担当課へ問い合わせてみてください。

制度を正しく理解し、家計のなかに国民健康保険料の支払いを上手に組み込んでおくこと。それが、毎年の負担を「驚き」ではなく「想定内」にしていく一歩につながります。

参考資料

太田 彩子