2. 【医療分・支援金分・介護分】保険料の決まり方を整理
国民健康保険料は、厚生労働省が示す枠組みのもとで、各市区町村の条例によって具体的な料率や算定方法が定められています。仕組みを大きく分けると、次の3区分の合計で年間の保険料が決まります。
- 医療給付費分(医療分):加入者の医療費に充てられる部分
- 後期高齢者支援金等分(支援金分):後期高齢者医療制度を支えるための負担分
- 介護納付金分(介護分):40歳以上65歳未満の方が負担する介護保険分
そのうえで、各区分の保険料は「応能割」と「応益割」の組み合わせで計算されます。
- 応能割(負担能力に応じた部分):所得割(前年所得に応じて課される)/資産割(固定資産税額に応じて課される、採用していない自治体もあり)
- 応益割(受益に応じた部分):均等割(加入者1人あたり一律)/平等割(1世帯あたり一律)
世帯単位で被保険者ごとに各区分の保険料を計算し、それらを合算した金額が「年間の国民健康保険料」になります。具体的な料率は自治体ごとに異なるため、詳しい金額はお住まいの市区町村の通知書や窓口で確認してみてください。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)